1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61580107
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
千駄 忠至 兵庫教大, 学校教育学部, 助教授 (60137304)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
畑野 裕子 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助手 (80167585)
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Keywords | 楽しさ / 小学校運動教材 / 楽しさ尺度 / 因子構造 |
Research Abstract |
本研究は昭和61年度においては、小学校5・6年生を対象にして、ボール運動,器械運動,表現運動,陸上運動,体操及び水泳の楽しさを因子分析により、またこれら6領域における因子構造をそれぞれ明らかにし、さらに楽しさを測定するための楽しさ尺度を作成することが主たる目的であった。この目的を達成するために以下の試みを行った。 1.6領域における質問項目の決定 5,6年生を対象に、各領域の楽しさについての作文,先行研究及び運動特性等から予備調査の質問項目を選定し、調査を実施した。調査結果を項問分析し、有効項目間の相関を求め、質問項目を整理統合し、リッカート方式による5段階評定の質問項目を6領域について決定した。 2.楽しさの種類と因子構造 愛知県,兵庫県,大阪府,広島県,愛媛県及び京都府の小学校5,6年生を対象として、6領域の調査を行った。調査結果は、各領域ごと学年,性,好嫌別に主因子解法による因子分析をし、固有値1.0以上を対象にノーマルバリマックス回転をし、負荷量0.4以上を対象に因子の解釈・命名を行った。命名した因子やパス解析によって得た因子構造は考察中である。 3.6領域における楽しさ尺度の作成 6領域において得た楽しさ因子を代表する質問項目を選定し、現在パンチカードに打ち込み中である。3月末には、6領域における楽しさ尺度を作成完了の予定である。
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[Publications] 畑野裕子: 第24回舞踊学会.
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[Publications] 千駄忠至: 第7回日本スポーツ教育学会.
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[Publications] 千駄忠至: 第14回日本スポーツ心理学会.