1986 Fiscal Year Annual Research Report
N-アシルアミノ酸遊離酵素の生理機能の解明-特にミリスチル化との関連について-
Project/Area Number |
61580144
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
綱沢 進 阪大, 蛋白質研究所, 助手 (30029962)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 道之 大阪大学, 蛋白質研究所, 助教授 (10076995)
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Keywords | アシルアミノ酸遊離酵素 / ミリスチル化 |
Research Abstract |
アシルアミノ酸遊離酵素のcDNA塩基配列の決定に関して、まずブタ肝蔵より全mRNA画分を得、ウサギ網状赤血球の無細胞系を用いて蛋白合成を行い、この画分に本酵素のmRNAが存在することを確認した。ついで、さらにブタ肝臓cDNAライブラリーを作製し、現在、ブタアシルアミノ酸遊離酵素の部分一次構造より作成したいくつかのオリゴヌクレオチドプローブ及び、本酵素のウサギ抗血清を用いて、本酵素のCDNAを単離すべく実験を行っている。 また、上記研究と並行して、ラットからもアラルアミノ酸遊離酵素を精製し、その部分一次構造を決定すると共に、ラット肝臓CDNAライブラリーの作製を行い、ラット酵素でもCDNAを単離することを試みている。この他、アシルアミノ酸遊離酵素の生理機能の解明に関して、本酵素の基質特異性をさらに詳細に検討すると共に、生体より、これと関連した酵素としてペプチド、蛋白質よりアシル基のみを除去する酵素の探索を行っている。
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