1986 Fiscal Year Annual Research Report
内部転換電子メスバゥアー分光用ヘリウム・ネオンガスシンチレーション比例計数管
Project/Area Number |
61840004
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
永井 泰樹 東京工大, 理学部, 助教授 (80028240)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯島 弘 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (00139403)
旗野 嘉彦 東京工業大学, 理学部, 教授 (90016121)
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Keywords | 内部転換電子 / メスバゥアー分光 / ヘリウム・ネオン / シンチレーション / 比例計数管 |
Research Abstract |
内部転換電子メスバウアー分光において広く求められている高エネルギー分解能(7KeVにおいて7%以下)高感度(50%)の検出器として、ヘリウム・ネオンレーザーで周知のネオンガスによるヘリウム脱励起過程を利用したガスシンチレーション比例計数管を試作するのが本研究の目的であった。研究実施計画では、石英を用いたガスシンチレーション比例計数管を作製する予定であったが、その後種々の文献を当った結果、開発上フレキシブルに対応ができ、かつ将来温度を変えることにも容易であるようにステンレスチェンバーを用いたガスシンチレーション比例計数管に設計変更を行なった。また、これにより、ネオンによるヘリウム脱励起基礎過程における分光特性についても観測ができるようにした。光電子増倍管、高圧電源等の電子回路類は講入しテストを行なった。また【^(57)Fe】同位元素、高純度ヘリウム,ネオン,アルゴンも購入した。しかし、非密封β線源については、使用許可上の問題があり、【^(57)CO】原液は購入したがまだ使用するように致らなかった。そのため、メスバゥアー線源についても、強い線源の購入は、見合わせて、その分ガスシンチレーション比例計数管及びガス混合系,酸素除去装置の充実を計かった。 従って、本年度はβ線源を利用したガスシンチレーション比例計数管の作動特性、そのエネルギー分解能のテスト実験までには到らず、ガスシンチレーション比例計数管とガス混合系の真空系のテスト及び電子回路系の作動テストに終ってしまった。次年度に報告する予定である。
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