1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61850105
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
大岸 佐吉 名古屋工大, 工学部, 教授 (80024157)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中其 毅 (株)圓井製作所, 技術部長
棚橋 勇 名古屋工業大学, 工学部, 助手 (40024252)
滝口 克己 東京工業大学, 工学部, 助教授 (10016644)
岡島 達雄 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (30024243)
小阪 義夫 名古屋大学, 工学部, 教授 (00022989)
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Keywords | コンクリート / 多軸クリープ / 高温クリープ / クリープ試験装置 / レオロジー / 波壊力学 / 波壊靭性 |
Research Abstract |
コンクリートの高温圧縮クリープ試験装置を、荷重系,加熱系,制御系,ひずみ記録系の全体を構成し、その安全性,安定性および精度検定を行った。主なる研究内容と成果はつぎの通りである。 イ)X,Y,Z3方向のひずみ計測用イートンゲージを立方体コンクリートの中心部に埋め込み銅鑵によるシールを施し、試験体を作成した。 2)予備的クリープ試験により、このEaton gaugeは多温かつ高温下320℃(573°Kまでコンクリートのひずみを安定かつ正確に測定できる。 3)自動ひずみ記録器は、クリープ荷重の自動制御ならびにクリープひずみの自動記録の両者を正確に行いうることを確かめた。 4)常温下一軸および三軸等圧縮クリープひずみは含水率に依存し、またひずみについて重ね合せ原理が適用できることを確認した。 5)他方コンクリートの破壊靭性KICは多数の実験要因の影響をうける。特に試験体の寸法効果を明確にした。 6)またKICの表面エネルギー効果,ならびにSub-critical crack成長に及ぼす要因の寄与を明確にした。 7)コンクリートのクリープ現象を分子論的レオロジーにより考察し、クリープ現象に温度・時間換算則を適用できることを明らかにした。 次年度においては本格的高温多軸クリープ実験により、これらの現象をより精細明確にする計画である。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 大岸佐吉,小野博宣: 日本材料学会誌 材料. 34. 8-13 (1986)
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[Publications] S.Ohgishi;I.Tanahashi;H.Ono;Y.Kosaka: Advances in Rheology(Proc. 9th Intl. Congress on Rheology). 3. 277-284 (1986)
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[Publications] 大岸佐吉,小野博宣: コンクリート工学. 25. 113-125 (1987)
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[Publications] S.Ohgishi;H.Ono;M.Takatsu and I.Tanahashi,edited by F.H.Wittmann: Fracture Touhness and Fracture Energy of Concrete(Elsevier Science Publisher, Amsterdam). 1. 281-290 (1986)