1986 Fiscal Year Annual Research Report
汎用マイコンに直結せる簡易型画像解析装置の試作について←螢光顕微鏡への応用
Project/Area Number |
61870002
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
加藤 聖 金沢大, 医学部, 助教授 (10019614)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島田 洋一 金沢工業大学, 経営工学科, 助教授 (50113155)
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Keywords | パソコン / 顕徴画像処理 / モルホメトリー / 網膜アマクリン細胞 |
Research Abstract |
[目的]免疫組織化学法にて得られたアマクリン細胞の染色像と、電気生理学的手法にて蛍光色素ルシファイエローでマークされた網膜アマクリン細胞の染色像をパソコンに入力し、神経細胞のモルホメトリーを行ない、アマクリン細胞の形態に関するデータベースを作製する。 [結果]1.免疫組織化学的実験 コルチコトロピン放出因子,グリカゴン,ニューロペプチドY,ソマトスタチン,セロトニンの各抗体に対してアマクリン細胞が陽性に集め出された。他方、コレチストキニン,P物質は内顆粒層(1PL)の線維のみが陽性で細胞体は見えなかった。 2.ルシファイエローによる細胞染色実験 アマクリン細胞の光応答は速いON-OFF型(fast ON-OFF)とゆっくりしたON-OFF(slow ON-OFF)型,並びに持続性のcenter-ON,center-OFF(sustained)型に分類された。他方ルシファイエローの注入により、細胞体の形状(紡維型か梨状型),荷状突起の広がり(狭いか広いか),1PLでの分岐(sublamiha a,b又はa,b両方に)の8つのサブタイプに明瞭に区別でき、多種多様なアマクリン細胞の分類が可能になった。 3.画像処理装置の製作 顕微鏡にTV-カメラを塔栽し、カラー画像高速取り込みメモリーボードを使用しパソコンpc 9X01 Vm2に入力した。また現在までに開発した画像処理ソフトウェアを列挙すると、画像データ入出力と表示に関するもの,画像データファイル管理に関するもの,画像データ処理としてフィルタ操作,画像濃度変換,形状計測(距離,面積)および立体画像構築に関するてのが上げられる。現在データ入力について解析を押し進めている。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] K.NEGISHI: Brain Res.362. 389-393 (1986)
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[Publications] T.Teranishi: Neuroscience.
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[Publications] 島田洋一: MEとバイオサイバネティクス研究会誌. MBE86-B. 45-50 (1986)
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[Publications] 島田洋一: MEとバイオサイバネティクス研究会誌.