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1986 Fiscal Year Annual Research Report

非侵襲的直記式喉頭,中枢及び末梢気道過敏症測定装置の開発

Research Project

Project/Area Number 61870034
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

佐々木 英忠  東北大, 医学部, 講師 (20004731)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 清水 芳雄  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (90005421)
岡山 博  東北大学, 医学部, 助手 (10160730)
角田 康典  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (80142933)
志村 早苗  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (20154312)
中村 雅夫  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (00125626)
Keywords低周波音波 / 喉頭部抵抗 / 中枢気道抵抗 / 末梢気道抵抗 / 解剖学的死腔 / 呼吸抵抗 / メサコリン
Research Abstract

喉頭部,中枢及び末梢気道抵抗を非侵襲的に測定する方法は気道閉塞性障害の検出や薬剤による効果判定、気道過敏性の測定など応用範囲が広いと考えられる。本研究では、第一に800HZの音波を口側に与え声帯直上と直下に2つのマイクロホンを付け、音圧を測定する。2つのマイクロホンの音圧差は声帯の抵抗に比例することを利用し、色々な疾患における負荷を加えたときの声帯の動きを調べた。声帯はメサコリン吸入にて狭くなり、喘息発作のとき声帯の狭窄が重要な因子になっていると考えられた。しかし、吸気に声帯が開き、呼気に閉じる方向はいずれの負荷にても同じであり、声帯は呼吸筋の代用として重要であることが判明した。
呼気終末【CO_2】濃度を連続記録する方法により解剖学的死腔量を連続的に測定する方法を開発した。同時に、オツシレーション法により呼吸抵抗(Rrs)を連続測定した。喘息患者と正常人にメサコリンを倍々稀釈により吸入させて、死腔量(VDA)とRrsとの変化を記録すると、正常人ではRrsとVDAとは同じ程度に変化した。即ち、Rrsの変化はVDAの変化によると考えられたことから、正常人は中枢部(VDAを反映)気道が反応した。これに対して、喘息ではRrsの上昇はVDAの低下を伴わない例と、VDAの低下を伴う正常人と同じ型の例と2分された。VDAの低下を伴わなく、Rrsの上昇をきたす理由は、VDAに反映されない末梢気道の収縮によると考えられた。即ち、末梢気道過敏例と、中枢気道過敏例とに2分された。更に末梢気道過敏型の喘息は、中枢気道過敏例より、低いメサコリンでRrsは上昇した。以上より、末梢気道過敏例が喘息の中でも重症と考えられた。
次年度は、これら喘息患者の治療剤の効果を中枢と末梢、更に喉頭部抵抗に分けて調べる予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Sekizaw K;Yanai M;Sasaki H;Takishima T: J Appl Physiol. 60. 1887-1893 (1986)

  • [Publications] Sekizawa K;Sasaki H;Shimizu Y;Takishima T: Am Rev Respir Dis. 133. 593-599 (1986)

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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