1987 Fiscal Year Final Research Report Summary
中間エネルギー重イオン核反応による高温核物質の研究
Project/Area Number |
62041013
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Research Category |
Grant-in-Aid for Overseas Scientific Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | Field Research |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
李 相茂 筑波大学, 物理学系, 助教授 (10175028)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
G. ビガール カン大学, 物理学部, 助教授
C. ルブラン カン大学, 物理学部, 講師
R. ロジャンバール カン大学, 物理学部, 教授
B. タマン カン大学, 物理学部, 教授
M. G. サンローラン ガニル研究所, 研究員
J. ペラール ガニル研究所, 主任研究員
松瀬 丈浩 信州大学, 繊維学部, 助教授 (30027354)
山屋 尭 東北大学, 理学部, 助手 (00004367)
本林 透 立教大学, 理学部, 助教授 (20116114)
加藤 静吾 山形大学, 教養部, 助教授 (70013422)
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Project Period (FY) |
1987
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Research Abstract |
この国際共同研究の目的は, 中間エネルギー領域に於ける重イオン核反応で低エネルギー領域と異なる新しい核反応機構ー多重核発生機構ーについて実験的に解明すると共に理論の発展を促すことにある. 当初計画した通り, ガニル研究所に於て^<40>ArビームをE.ナ_<L.ニ>=25〜65MeV/uまで加速し, ^<27>Alと^<197>Auのターゲットによる多重核発生機構の実験を行った. 前方角度に日本側で準備した大立体角Siカウンター・テレスコープを設置して重粒子放出を測りそれをトリガーとする軽粒子放出を0°〜30°までカン大学のプラスチック・シンチレーター(MUr)による30°〜90°までガニル研究所のシンチレーター(Tonneau)で測定した. なお^<197>Auのターゲットの時には核分裂片の2体, 字体崩壊を見るためガスカウンターによる4π方向の測定をカン大学製のDELFで行った. 実験は成功し現在データー整望を分担して行っている. 全実態データーはMagnetic Tapeに収録され筑波大学にコピーが保管されている. 結果の1部は今春フランスのSaintーMaloで行われるNucleusーNucleus Collisionの国際会議に"Onset of Maltifragnuentation Fri Central Collisions of ^<40>Avon^<27>Al,From 25 To 65MeV/u"という題で発表される. 今年はデーターを整理と理論解析に全力を注ぎ論文にまとめるよう日仏問の交流を活発に行う. その結果を見た上で将来発展的な実験を計画する予定である.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Physical Review. Vol C33. 176 (1986)
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[Publications] Physical Review. Vol C34. 2365 (1986)
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[Publications] Physical Review Letters. Vol 56. 1112 (1986)
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[Publications] Proc,of The Symposium on The Mamy Faccts of HeauyーIon Fasion Reactions. ANLーPHYー8bー1. 63 (1986)
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[Publications] Proc.of the RIKENーINS FrancoーJaponais Symposium on HeavyーIon Collision. October 11ー15,1987. (1987)
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[Publications] Int.Conf.on NucleusーNucleus Collision. May. (1988)