1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62113006
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
松浦 輝男 京都大学, 工学部, 教授 (90025809)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田附 重夫 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (20025993)
羽田 宏 京都大学, 工学部, 教授 (60025864)
丸山 和博 京都大学, 理学部, 教授 (90025263)
徳丸 克己 筑波大学, 化学系, 教授 (60011491)
吉原 経太郎 分子科学研究所, 教授 (40087507)
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Keywords | 光化学の効率化 / 高密度光束利用 / 光増感剤の設計 / 界面光化学 / 低温光化学 / 光応答材料 |
Research Abstract |
本特定研究は次世代産業の基礎となる光化学プロセスについて多角的に研究し, その高効率化と有用性を追求するもので次の6班の研究班を組織した. 1.高密度光束利用のための基礎手法, 2.反応選択性向上のための分子論, 3.光反応に対する固相および界面の効果, 4.広波長領域に有効な長寿命増感剤の設計, 5.可逆光応答材料の設計, 6.低温光化学プロセスを用いる精密有機合成. 公募研究者は上記のいずれかの班に参加してもらい, 計画研究と公募研究が協力して, 独創的な光化学の研究が推進できるよう総括班が各班と連絡を密にし, 研究全体の連絡調整の任にあたった. 初年度に引き続き以下の研究活動を行った. 1)「ニュースレターNo2」を発刊し, 研究の進行状況, 行事日程, 共通大型機器, 運転状況などについて班員への周知化を計った. 2)総括班会議, 班長会議を各2回開催し, 本特定研究の目的が達成されるための種々の企画を立案し, 円滑な運営を計った. 3)公開シンポジウムを2回開催した(名古屋, 京都). 本特定研究に対する社会的関心を反映して民間企業研究所, 国立研究機関から多数の参加者があり, 本研究の班員, 班友を含めて活発な討論が行われた. 発表内容も高レベルのものが多く本研究の成果が着実に結実しているものと思われる. 4)昭和62年度研究成果報告書ならびに中間研究報告書を作成した. 各班からの班長報告, 全班員の研究報告, 総括班からの報告から構成され, 班員・班友ならびに民間企業関係者等に広く配布した.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 森井 孝: J.Am.Chem.Soc.109. 038-039 (1987)
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[Publications] 新井 達郎: J.Photochem.36. 125-130 (1987)
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[Publications] H.Petek: J.Chem.Phts.87. 1458-1460 (1987)
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[Publications] 丸山 和博: Chem.Lett.821-824 (1987)
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[Publications] 川崎 三津夫: Physical Rev.Lett.57. 2796-2799 (1986)
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[Publications] 田附 重夫: J.Phys Chem.91. 249-251 (1987)