1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62115002
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
櫻井 英樹 東北大学, 理学部, 教授 (70025873)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荻野 博 東北大学, 理学部, 教授 (00004292)
鈴木 章 北海道大学, 工学部, 教授 (40001185)
山本 明夫 東京工業大学, 資源研, 教授 (30016711)
生越 久靖 長岡技術科学大学, 教授 (90026188)
中村 晃 大阪大学, 理学部, 教授 (80029404)
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Keywords | シンポジウム / 報告書 / X-線結晶解析装置 / 核磁気共鳴装置(NMR) |
Research Abstract |
本研究組織では有機金属化合物の機能と物性, 特に重点的に有機ケイ素化合物や典型有機金属化合物の機能と物性, 有機金属活性種の構造と物性, 生体機能を有する有機金属化合物, 触媒機能を有する有機金属化合物の研究, さらに, 物質変換機能の発現に向けての研究を行うとともに, 基礎的な機能設計, そのための新規有機金属化合物創出を目的とした研究を行った. 総括班は, これら実施班の有機的な連絡調整を計ると共に, 共通する諸問題を討議するのを目的としている. 本年は2年目に当たり, 研究実施上重要な年であることを念頭に, 本総括班では, 各研究実施班と密接な連絡を取りつつ, 研究遂行上の共通諸問題を取り扱った. まず, 第三回の全体会議およびシンポジウムを, 6月26, 27の両日大阪(科学技術センター)で開催した. さらに第四回のシンポジウムを, 12月11, 12の両日長岡市(長岡ニューオータニホテル)で行った. いずれのシンポジウムも公開であり, 学界のみならず, 産業界からも多数参加者があり, 盛会であった. シンポジウム開催に関し予稿集(二回)を発行した. また, 本年度の研究成果の報告書を3月に発行した. 昨年に引続き, ニュースレターも発行した. 総括班としての重要な計画として, 核磁気共鳴装置(NMR)およびX-線結晶解析装置の購入と, 有機金属化合物の構造解析業務がある. X-線による構造解析は極めて重要であるにも関わらず, 装置が高価であるのと, 解析に高度の技術を必要とするため, わが国では十分に普及していないのが現状である. 本年度は, X-線結晶解析装置を東工大(資源科学研究所)に, NMRを阪大理学部に設置して班員のための構造解析を開始した.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] H.Sakurai,S.Kyusin,Y.Nakadaira: Chem.Lett.,. 297 (1987)
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[Publications] M.Kira,K.Sato,H.Sakurai: J.Org.Chem.,. 52. 947 (1987)
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[Publications] M.Kira,S.Nagai,M.Nishimura,H.Sakurai: Chem.Lett.,. 153 (1987)
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[Publications] H.Sakurai: Pure Appl.Chem.,. 59. 1637 (1987)
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[Publications] H.Sakurai,K.Hirama,Y.Nakadaira,C.Kabuto: J.Amer.Chem.Soc.,. 109. 6880 (1987)
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[Publications] H.Sakurai,K.Ebata,Y.Nakadaira,C.Kabuto: Chem.Lett.,. 301 (1987)