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1987 Fiscal Year Annual Research Report

原子核内ハイペロンと中間子相互作用

Research Project

Project/Area Number 62212010
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

江尻 宏泰  大阪大学, 理学部, 教授 (80013374)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 竹内 富士雄  京都産業大学, 計算機科学研究所, 教授 (40121537)
大隅 秀晃  大阪大学, 理学部, 助手 (70176882)
福田 共和  東京大学, 原子核研究所, 助教授 (50116092)
柴田 徳思  東京大学, 原子核研究所, 教授 (80028224)
Keywordsストレンジネス / Sクォーク / ハイパー核 / ハイペロン / パイ・ロー中間子 / K中間子 / 偏極ハイパー核 / ハイパー核弱崩壊
Research Abstract

1.研究目的
ストレンジネスをもつ奇妙核子ラムダ(Λ)ハイペロンを含むハイパー核の研究. i(π^+, K^+)中間子反応によるハイパー核生成機構の解明, iiΛハイパー核の構造とΛポテンシャル, iii高運動量移行Λ弱崩壊機構と中間子の役割, これらの研究で核内Sクォーク, ハイペロン, 中間子の相互作用を解明する. また磁気遷移から核内のπとρ中間子の効果を明らかにする.
2.研究経過と実績
(1)高エネルギー研究所(KEK)K2ビームラインに中間子スペクトロメーター(PIK-SP)を開発完成した. PIK-SPは入射ビーム分析器(PIK-BA)と反応粒子分析器(PIK-PA)から成り立ち, 1GeV領域の入射ビームと0.7GeV領域の反応粒子を高立体角(12msr)高運動量領域(20%)高分解能(〜4MeV)で, 1.05GeVπ^+による(π^+, K^+)反応でΛハイパー核構造の研究が十分可能になった.
(2)PIK-SPを用い, KEKで^<12>C及^<56>Feの(π^+, K^+)反応を行い, C^<12>_ΛとFe^<56>_ΛのΛハイパー核を生成することに成功した. 理論的に予想された様にC^<12>_Λの1^+, 2^+準位及Fe^<56>_Λのf^<-1>_nd_Λ, f^<-1>_nf_Λの高角運動量状態が生成されることが明らかになった.
(3)ハイパー核弱崩壊陽子(P)及π中間子検出器としてプラスチック検出器系が開発された. 阪大とKEKでのe, ρ, πビームでテストし十分な性能を得た.
(4)C^<12>_Λハイパー核を(π^+, K^+)反応で生成し, その崩壊を測定した. C^<12>_Λからの弱崩壊ρの分岐比から弱崩壊ではπ中間子のみならずρ中間子も重要である.
(5)偏極ハイパー核の生成法についての理論的計算が完成し論文に発表した. 偏極ハイパー核崩壊用の検出器の開発と弱崩壊測定予備テストが行われた.
(6)核内磁気遷移が^<117>Snと^<115>Snについて求められ, 核内における△アイソバー, π-ρ中間子等明にされ論文が出版された.

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] H.Ejiri et al.: Rhysical Review C. 36. 1435-1441 (1987)

  • [Publications] M.Fukuda et al.: Nuclear Physics. A470. 1-12 (1987)

URL: 

Published: 1989-03-30   Modified: 2016-04-21  

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