1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62214001
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
柴崎 正勝 北海道大学, 薬学部, 教授 (30112767)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
袖岡 幹子 北海道大学, 薬学部, 教務職員 (60192142)
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Keywords | テルペン / 農薬 / 乳酸 / クライゼン転位 / 不債エポキシ反応 |
Research Abstract |
まず我々は, アザディラクチン(1__〜)を逆合成的に東部2__〜と西部4__〜に切断した. さらに2__〜は(-)-乳酸エステル(3__〜)からの合成が可能であろうと考え, 一方, 4__〜は5__〜のごとき双環性物質からの合成が可能であろうと考えた. それらのうち, 62年度は2__〜の合成を重点的に検討したので, その経緯について報告する. 1.(-)-乳酸エステルからシクロペ ソタノン誘導体7__〜の大量合成法の確立. 3__〜を出発物質とし, 7__〜を10gスケール以上で合成できるルートを確立した. 鍵となった工程は, クライゼン転位であり, 乳酸のC-0不斉をC-C不斉へと変換した. 2.4級炭素の立体選択的構築. 4級炭素の構築を種々検討したが, 最終的にシカープレス不斉エポキシ化反応を鍵とするルートにより解決することができた. 現在, 8__〜の化合物にまで到達しており, 2__〜への変換を検討中である.
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