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1987 Fiscal Year Annual Research Report

行動の時系列的変化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 62301017
Research InstitutionTokyo Metropolitan University

Principal Investigator

詫摩 武俊  東京都立大学, 人文学部, 教授 (90086934)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田中 平八  東京都立大学, 人文学部, 助手 (30083215)
須田 治  東京都立大学, 人文学部, 助教授 (50132098)
篠原 彰一  東京都立大学, 人文学部, 助教授 (40094271)
加藤 義明  東京都立大学, 人文学部, 教授 (70046043)
増山 英太郎  東京都立大学, 人文学部, 教授 (80086933)
Keywords追従動作 / しつけの歴史的変化 / 青年期の自我発達
Research Abstract

2年間の研究助成を受けている本プロジエクトは, その初年度にあたる今年, 研究条件の整備や予備調査を中心として行なった.
まず, 実験心理学班では, 人間の手による目標の追従動作の研究がスタートし, その行動の時系列的変化についての解析が進行中である. この班におけるその他の実験に関しては, 来年度に本実験を行なうため器材や実験手続などを調整しているところである. つぎに, 社会心理学班では, 奄美大島名瀬市と沖之永良部島知名町において研究をスタートさせている. この研究では九学会が以前30年間にわたって行った調査の項目を用いて, 追跡調査をすることとなっている. 本年度のこの調査では, 質問紙と面接が用いられ, 調査対象として上記地域の幼稚園児の母親, 小中高校およびその両親たちが選ばれている. 調査内容は, しつけの方針・養育態度・生活態度に関する項目などである. 調査結果については, 電子計算機によっ解析し, それにもとづき30年前, 20年前, 10年前の同一地域のデータが今日とどこが共通し, どこが変化したか検討する. 現在解析中であるが, この結果から, しつけ方略や養育態度あるいは子どもの生活態度が, これらの島々の生活のなかで歴史的にどのように変化したか究明されるのである. さて, 発達心理学研究班では30名の大学新入生に対して, 「レプ・テスト」とよばれる認知的性格検査を行ない, さらにその1人1人に面接をして大学生活への適応の様子を尋ねている. そして自我同一性の達成の仕方を, 同一性地位として評定している. この班の研究は, 対人恐怖に関する調査を今後行なうことによって, 青年の自我発達の軌跡を縦継的に記述しようとしている. 今年度の30名の調査結果の解析を現在行なっているところである.
以上の3班の研究を, 次年度はさらにすすめ, 時系列的変化としての行動を総合的に検討したいと思う.

URL: 

Published: 1989-03-30   Modified: 2016-04-21  

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