1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62302021
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
加藤 義章 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (30093397)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大道 博行 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助手 (70144532)
三間 圀興 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (30033921)
黒田 寛人 東京大学, 物性研究所, 助教授 (30126049)
藤本 孝 京都大学, 工学部, 教授 (90026203)
古金 卯太郎 愛媛大学, 教養部, 教授 (50036331)
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Keywords | X線レーザー / XUVレーザー / 非線形周波数変換 / KrFレーザー / 原子過程 / 高密度プラズマ |
Research Abstract |
昭和63年度は、本総合研究の2年目に当る。研究分担者の研究内容が充実し、国内学会、国際学会で数多く発表されるようになってきた。このような状況のもとで本年度の研究会を、平成元年1月24日、25日に実施した。研究会参加者は昨年度の37名に対し、今回は46名であった。昨年度は主に研究の準備状況が報告されたが、今年度は具体的な成果が数多く発表されたのが印象的であった。またX線レーザー開発に現在従事していないが、光源として使えれば良いのだがとの希望を持った人が増え始め、今回の研究会にはXUV分光研究者及び企業の研究者の人も参加した。 研究会で発表された内容は、「研究会報告書」として単行本にまとめ関係者に配布した。以下にその概要を記す。 再結合プラズマX線レーザーの実験が阪大レーザー研、東大物性研で行われ、生体の観測に適した水の透過帯域に近い波長での増幅が観測された。電子衝突励起方式及び光励起方式の実験が理研で開始され、前者において増幅が観測され始めている。短波長高強度レーザーとして高出力エキシマーレーザーが、東大、電通大、電総研で開発され、ほぼ稼動状態に入りつつある。増幅列における自然放射増幅光が大きな問題となっているが、電通大ではKrFレーザー用に最適の過飽和吸収体を見出した。これにより物質との相互作用が明確な形で研究できるようになり世界の研究に大きな影響を与えるであろう。超短パルスレーザー光と物質との相互作用の研究が米国を中心に行われ始めているが、低温・高密度プラズマとの相互作用に関する理論的取扱いが阪大より発表された。4光波混合などによる可変波長短波長発生が九大、電総研で研究され、その光電子分光への応用の有用性が分子研より述べられた。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Y.Kato,et al.: Proceeding of APIE. 831. 297-304 (1987)
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[Publications] Y.Kato,et al.: Wavelength Lasers and their Applications. Jan.57-65 (1988)
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[Publications] P.R.Herman,et al.: Wavelength Lasers and their Applications. Jan.113-119 (1988)
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[Publications] P.R.Herman,et al.: IEEE J Plasma Science. 16. 520-528 (1988)
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[Publications] Y.Kato,et al.: Short Wave length Coherent Radiation Generation and Applications.