1989 Fiscal Year Annual Research Report
ムギネ酸合成分泌の遺伝的制御によるFe欠乏耐性植物の創作
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62303014
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
森 敏 東京大学, 農学部, 講師 (90011915)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高城 成一 岩手大学, 農学部, 教授 (60005999)
江尻 慎一郎 岩手大学, 農学部, 教授 (90005629)
内宮 博文 筑波大学, 生物科学系, 助教授 (50142229)
山田 康之 京都大学農学部, 細胞実験センター, 教授 (50026415)
和田 秀徳 玉川大学, 農学部, 講師 (50011870)
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Keywords | 鉄欠乏 / ニコチアナミン / 二次元電気泳動 / S-アデノシルメチオニン / ムギネ酸 / メチオニン |
Research Abstract |
ムギネ酸関連遺伝子のクロ-ニングのために以下のことを行なった。 1.ムギネ酸合成系路を確定した。メチオニン→SAM(S-adens Sylmethiorune)→ニコチアナミン(NA)<-NH_2>___→Keto体<+OH>___→2'-deoxymugineic acid(DMA)という一連の経路を得た、結局Xチオニン3分子が縮合してDMAとなることを、in vitro系によって証明した。この際生じるKeto体と思われる中間差物は合成物がないので未同定である。次にDMA<+OH>___→MA(ムギネ酸)<+OH>___→epiHMA又はHMAと考えられるがこの反応のin Vitro 系には成功していない。今後はは今回の実験でアッセイ系が確立した。SAM→NAの合成酵素を純粋に單離し、このペプチドのN末端のシ-ケンスからムギネ酸合成関連の遺伝子群をクロ-ニングすることをねらっている。 2.鉄欠乏関連遺伝子のクロ-ニング。未だムギネ酸関連遺伝子が何一つ單離されていないために、デファレンシャルハイブリダイゼ-ション法(Df法)により、鉄欠乏関連遺伝子をクロ-ン化した。すなわち、鉄欠乏大麦根のmRNAからcDNAライブラリ-を作成し、このライブラリ-から-Fe CDNAと+FeCDNAの差をとって、7つのFe欠乏に特異的に発現するクロ-ンを單離した。このDNAシ-ケンスと機能については今後の課題である。 3.Fe欠乏特異蛋白の單離。Fe欠乏と対照区の大麦根から蛋白を抽出しこの二次元電気泳動上のスポットから、数コのFe欠乏に特異的に誘導されるペプチドを検出した。しかしこれらのペプチドのN末端はことごとくブロックされていた。現在ブロックされたペプチドのN末端分析法を検討している。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] S.Sholime N-1 Nihhizawa,S.Fushiya S.Nezce,T.Kunasite.T.Nagata.T.ohata and S.Mori: "Biosynthesis of nicotianamine in the suspensien-cuetured cells of tobacco(Nicotiana megarosiplon)" Biol.Metals. 2. 142-145 (1989)
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[Publications] S.Shojima.N-K Nisizawa and S.Mori: "Establishment of a Call.Free System for the Biosynthesis of Nicotianamine" Plant Cell Physicol.30. 673-677 (1989)
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[Publications] N.K.Nishizawa,S.Mori S.Takahashi and T.Ueda: "Mugineic acid secretion by cultured farly celld derived from anther" PROTOPLASMA. 148. 164-166 (1989)
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[Publications] S.Mori and N.Nishizawa: "Identification of Barley Chromosome No.4 Possible Encoder of Genes of Mupineic acid from 2'-DMAUsing whest Barlay addition lines" Plant Cell Physial. 30. 1057-1061 (1989)