1989 Fiscal Year Annual Research Report
内視鏡的硬化療法の基礎的検討と臨床評価に関する研究
Project/Area Number |
62304045
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
出月 康夫 東京大学, 医学部(病), 教授 (60081717)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
並木 正義 旭川医科大学, 第3内科, 教授 (30000920)
杉町 圭蔵 九州大学, 医学部, 教授 (00038762)
朝倉 均 新潟大学, 医学部, 教授 (20051451)
亀田 治男 東京慈恵会医科大学, 第1内科, 教授 (00056467)
山本 貞博 愛知医科大学, 第1外科, 教授 (40065511)
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Keywords | 内視鏡的硬化療法 / 食道静脈瘤 / 胃静脈瘤 / 門脈圧亢進症 / エタノ-ルアミンオレエ-ト / 原発性胆汁性肝硬変症 / 陰圧下穿刺法 / 陰圧下穿刺法 |
Research Abstract |
平成元年度は、研究会を1回行い、研究組織の各代表者が、各分担に関する研究について発表し検討した。各分担者から以下の研究についての報告があった。 1.九州大学医学部第二外科:胃静脈瘤の内視鏡分類と臨床的意義に関する検討 2.東京大学医学部第二外科:硬化剤の注入量に関する基礎的考察 3.順天堂大学医学部第二外科:硬化療法前後の胃粘膜病変の比較 4.東京医科歯科大学医学部第一外科:陰圧下穿刺法による食道静脈瘤硬化療法 5.新潟大学医学部第三内科:原発性胆汁性肝硬変症の食道静脈瘤の治療成績 6.聖マリアンナ歯科大学第一外科:内視鏡的硬化療法の成績の推移について 7.旭川医科大学第三内科:硬化療法後のF_1再発静脈瘤についての検討 8.筑波大学臨床医学系外科:食道静脈瘤の組織学的研究一特にcherryredspotについて- 9.久留米大学医学部第一病理:食道静脈瘤に対する外科手術後の食道壁の病理学的検討-硬化療法との相違- 10.愛知医科大学第-外科:術後再発静脈瘤に対する硬化療法の効果 11.東京慈恵会医科大学第一内科:肝予備能不良例におけるEIS前後の肝機能 以上、今年度は、硬化剤の基礎的な研究、臨床での実際の手技と効果、組織学的な研究、肝機能に及ぼす影響、そして治療成績などについて検討された。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 三条健昌: "硬化療法の適応、手技、成績" 外科治療. 60. 181-192 (1989)
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[Publications] Kokudo,N.: "Effects of non-shunting operation on azygos venous blood foow in cirrhotic patients." Gut. 30. 1396-1400 (1989)
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[Publications] 矢崎康幸: "硬化療法後の食道静脈瘤再発形成、再発の予測および再発予防対策" 消火器内視鏡. 1. 1083-1089 (1989)
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[Publications] 竹重言人: "食道静脈瘤の硬化療法" 現代医学. 36. 455-459 (1989)
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[Publications] Hashizume,M.: "Angioarchitecural classification of esophageal varices and paraesophageal veins in selective left gastric venography" Arch. Surg.124. 961-966 (1989)
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[Publications] 荒川正博: "食道静脈瘤硬化療法後の病理組織像-長期生存例について-" Gastroenterol Endosc.30. 1495-1497 (1988)