1988 Fiscal Year Annual Research Report
バイオメディカルサイエンスの新展開に対応した動物実験施設での教育訓練のあり方
Project/Area Number |
62304056
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
濱岡 利之 大阪大学, 医学部, 教授 (60028529)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 裕 大阪大学, 医学部, 助教授 (20127252)
黒澤 努 大阪大学, 医学部, 助教授 (60129997)
川島 康生 大阪大学, 医学部, 教授 (10028425)
松本 耕三 徳島大学, 医学部, 助教授 (00002246)
前島 一淑 慶応大学, 医学部, 教授 (70051464)
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Keywords | 実験動物 / 教育訓練 / ビデオプログラム / 実験動物福祉 / 情報 |
Research Abstract |
本研はその性格上、動物実験研究教育訓練に関するソフトウェアの策定が第一義となるので、昨年度に引き続きその趣旨に沿い全体会議および小グループの会議を頻繁に行った。これらの会議により昨年度ひろい出された動物実験研究教育訓練の項目に沿って組織された微生物専門委員会、遺伝専門委員会においてビデオテープによるソフトウェアの製作が本格化した。すなわち総合タイトル゛実験動物科学体系″である。 本年度は微生物専門委員会により、まず野村、鍵山が中心となり゛微生物モニタリン″を完成させた。この中では実験動物を使用する上で、微生物モニタリングの重要性が実験動物関係者のみならず、実験動物のユーザーである研究者にも容易に理解される内容が盛り込まれた。 また前島を中心に"無菌動物とSPF動物"が製作された。この中で実験動物の微生物学的グレードとそれらの作製方法さらに実際的な飼育方法ならびにそうした実験動物を収容する動物実験施設の使用法について明解な解説がなされている。 さらに山内(一也)が中心となり"動物実験におけるバイオハザード対策"が製作された。この中では動物実験におけるバイオハザードを解説し、その実際的な対策を種々の動物種にわたって紹介している。さらにこの中ではバイオハザード対策の設備、備品、施設とその運用法を解説している。 本年度は遺伝専門委員会によるビデオの第1巻目が森脇を中心にして製作が開始され、その撮影はすでに終了し、現在最終的な編集が行われて居り、胚操作専門委員会も組織され、ビデオ製作方針が決定された。 また実験動物福祉関係では黒澤、田嶋が中心となり、実験動物関連法規についての情報収集を開始し、その一部を公表した。
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