1987 Fiscal Year Annual Research Report
シートプラズマを用いた同位体分離の基礎的応用的研究
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62400003
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| Research Institution | Tokai University |
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Principal Investigator |
高山 一男 東海大学, 開発技術研究所, 教授 (20023690)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 静代 東海大学, 理学部物理学科, 教授 (90055757)
篠原 元雄 東海大学, 開発技術研究所, 教授 (60162616)
利根川 昭 東海大学, 理学部物理学科, 助手 (90197905)
矢部 栄二 東海大学, 開発技術研究所, 助教授 (70056018)
砂子 克彦 東海大学, 理学部物理学科, 助教授 (50056016)
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| Keywords | シートプラズマ / 同位体分離 / イオンーサイクロトロン共鳴 / プラズマの計算機シミュレーション / プラズマ電位分布の製御 / ストリングプラズマ |
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| Research Abstract |
昭和62年度には主として, シートプラズマを用いた同位体分離用装置本体と, その他の必要装置の設計整備を行った.
1.磁場用電源に定電流回路を付加し, 磁場の時間的変動を減少させた. また, 不足分のコイルを設計し, 今後, 磁場の空間的一様性がさらに高められる予定である. これらの改良の結果得られる磁場は, 本格的な同位体分離実験遂行のための必要条件を満足する.
2.真空排気系を整備し, より高い真空度が実験領域で得られるようにした.
3.広帯域rf増幅器(最大出力1kW, 10kHzー200MHz)を購入し, イオンーサイクロトロン共鳴の予備実験を開始した.
4.本格的同位体分離実験用のシートプラズマ生成源用電極, 及び, 同位体捕集電極を設計し, 製作中である.
5.質量分析系を整備中である.
6.シートプラズマを用いたイオンーサイクロトロン共鳴法による同位体分離の計算機シミュレーションにより, 以下の点が明らかになった.
(1)一様なプラズマ電位分布中では, 従来法に比べ著しく高い分離効率が得られる.
(2)しかしながら, 現実の電位分布, 中心部に比べ周辺部で高い)のもとでは, 分離効率が低下する.
7.項目6.(2)で述べた同位体分離に不利な電位分布は, プラズマ周辺部に熱電子を放出することにより除去可能であることを発見した.
8.シートプラズマ法による同位体分離に関係する物理現象をより詳細に研究し, 本研究の促進を計るため, シートプラズマを幅方向にも縮めた極細円筒プラズマ(ストリングプラズマと名付ける)の発生装置を新たに製作した.
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[Publications] R. Nihei: Proceedings of the Eleventh Symposium on Ion Sources and Ion-Assjsted Technology 1987. JUNE 1-3. 259-262 (1987)
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[Publications] T. Noguchi: Proceedings of the Eleventh Symposium on Ion Sources and Ion-Assisted Technology 1987. JUNE 1-3. 263-266 (1987)
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[Publications] T. Nihei: Proceedings of ISPC/TOKYO 1987. 1. 245-249 (1987)
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[Publications] T. Noguchi: Proceedings of ISPC/TOKYO 1987. 1. 296-299 (1987)
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[Publications] T. Noguchi: Proceeding of Conference on Ion Implantation Technology 1988.
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[Publications] K. Sunako: Proceeding of Conference on Ion Implantation Technology 1988.
