1987 Fiscal Year Annual Research Report
4メートル短ミリ波望遠鏡による星生成領域に広域探査
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62420002
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
福井 康雄 名古屋大学, 理学部, 助教授 (30135298)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 光昭 名古屋大学, 理学部, 教授 (70022580)
河鰭 公昭 名古屋大学, 理学部, 教授 (60022513)
小川 英夫 名古屋大学, 理学部, 助手 (20022717)
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Keywords | 星間分子雲 / 星生成 / 超伝導受信器 |
Research Abstract |
分子流は星の生成に密設に関連すると予想されるが, 統計的に完全な分子流のサンプルが得られていなかったために, どの段階に対応した現象なのか不明であった. 私たちは, 4メートル短ミリ波望遠鏡を用いたオリオン分子雲の無バイアスサーベイによって, 統計的に完全な分子流天体のサンプルを得た. このサンプルについて, 分子流天体の中心天体である赤外線源の性質を調べた. その結果, 分子流を伴う赤外線源は最も温度の低い天体であることが分かった. 波長12ミクロンと25ミクロンで決まる塵の温度は約150K以下である. この事実は, 温度の低い進化段階に分子流が集中した発生していることを意味する. ここでいう温度に低い段階は, 光度が10太陽光度以上を比較的大きく, 原始星である可能性が高い. この結果の一般性を確かめるために, オリオン・モノセラスを含むよい広い領域で同種の分子流サーベイをすすめつつある. 一方, 超伝導ミクサ受信器の開発をすすめてきたが, 1987年秋の段階で実験室での安定な動作を確認した. 目下, 4メートル鏡への搭載を完了し, テスト観測をすすめている.
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Y. Fukui: Astrophysical Journal. 325. L13-L15 (1988)
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[Publications] T. Iwata: Astrophysical Journal. 325. 372-381 (1988)
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[Publications] Y. Fukui: Proc. of the 4th Asian Pacific Regional Meeting of IAU.