1987 Fiscal Year Annual Research Report
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62420034
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| Research Institution | University of Tsukuba |
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Principal Investigator |
池田 克夫 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (30026009)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 奉夫 筑波大学, 電子情報工学系, 講師 (70015923)
海老原 義彦 筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (00101155)
西原 清一 筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (50026168)
大田 友一 筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (50115804)
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| Keywords | 画像理解 / 並列処理 / 並列計算機 / アルゴリズム統合 / 実時間処理 / コンピュータビジョン |
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| Research Abstract |
本研究では, 密結合型および粗結合型の2種の対照的な方式の並列計算機上で, 種々の画像理解アルゴリズムの並列処理を試み, 画像理解における各々の特性を評価・検討し, 画像理解アルゴリズムの並列処理に関する一般的知見を得ることを目的とする.
この目標に沿って研究を進めた結果, 今年度は以下の実積を上げた.
1.メモリ共有密結合型並列計算機上での画像理解アルゴリズムの表現法に関しては, 個々の画像理解アルゴリズムを専門的に処理するモジュール群と, プロセス間通信機能による制御, および, 共有メモリ機能による大量データの授受を基本とする枠組みの構築をほぼ終了した.
2.画像理解における並列処理実現のためのユーティリティとして, Common Lispへのメッセージ通信機能の実装, 米国カーネギーメロン大学で開発された汎用画像処理ライブラリの並列計算機上への移植, 共有メモリ機能を利用したCommom Lispと画像処理ライブラリの結合などの整備, 開発を進めた.
3.上記の枠組みと, ユーティリティのもとで, 代表的な画像理解アルゴリズムの一つであるステレオ視を例題に, 異なった特徴を持つ複数のアルゴリズムを並列に実行しつつ, 各々の機能を有機的に統合するシステムを開発した.
4.粗結合型並列処理実験用のトランスピュータシステムを導入し, 動的計画法を用いたステレオ対応探索アルゴリズムを実装することにより, 粗結合型並列計算機上で画像理解アルゴリズムを表現する上での, 基本的な知見を得た.
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[Publications] 大田友一: Proc. of the First International Conference on Computer Vision. 335-342 (1987)
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[Publications] 正井康之: 情報処理学会論文誌. 28. 705-713 (1987)
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[Publications] 大田友一: 電気学会論文誌C. 107-C. 608-612 (1987)
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[Publications] 渡辺正規: 電子情報通信学会技術研究報告. PRU87-76. (1987)
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[Publications] 渡辺正規: 人工知能学会第2回全国大会論文集. (1988)
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[Publications] 山本 健彦: 情報処理学会論文誌.
