1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62420043
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
青木 義次 東京工業大学, 工学部, 助教授 (80159300)
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Keywords | 建築形態 / CAD / コンピュータ・グラフィクス / Prolog / 言語 / 小屋組 |
Research Abstract |
1.建築用語収集 建築形態を記述する際に用いられる用語を,建築専門の辞典より収集し, 分類を試みた, 結果としては, (1)「天端」など部材の形状表現のための用語, (2)「心々」「内法」など部材間の位置関係を記述するための用語,(3)「モジュール」「基準線」などいわゆるレファレンス・システムの関する補助的用語が用いられていることが判明した. 2.コンピュータ・グラフィクス標準仕様との接続可能性 開発を目指している建築形態記述言語での表現が, 現在普及しつつあるコンピュータ・グラフィクス標準仕様の命令言語に翻訳可能とするための検討を行なったが, 現段階では標準仕様自体の変異が頻繁であることから, 下記の作業と並行し具体的にプログラムを作り, 画像装置上で画像出力が可能であることを確認した. 3.建築形態記述言語の仕様の整理とプログラム化 すでに骨子が作られている記述言語「CONSTRUCTOR」に基づき木造小住宅の小屋組の形態を記述するシステムを具体的に作成し, 実用上の問題点を検討した. その結果, (1)設計者の使用する言葉を処理するためにはLisp,Prologなどの文字処理用計算機言語との翻訳可能性を保つ必要であること.(2)(1)部材の寸法,(2)部材間の位置関係,(3)部材の階層関係,(4)レテァレンス・システム,(5)部材の同一性・類似性の各々を記述するための述語が最低限必要ゐあること, (3)設計途中での変異に対応するため, (a)比較的変異の少ない部材間のトポロジー的関係の情報と(b)変異の多い寸法の情報を区別して記憶させることが有効であることなどが判明した.
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 青木義次: 62. 125-128 (1987)
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[Publications] 青木義次: 日本建築学会大会学術講演梗概集. 62. 557-558 (1987)
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[Publications] 青木義次: 日本建築学会計画系論文報告集.