Research Abstract |
1.本年度の主目標 計画調書では, 初年度,マクロ指標体系の構成, データ処理を中心とし, 最終年度にアンケートを予定していたが, 補助金の年次交付比率に応じて, 予定変更し, 本年度に, アンケート調査を中心に実施することとした. 本年度の主目標は, アンケート(新潟市婦人対象)により, 女性の家事意識, 家族観, 家事労働実態, 外部化商品, サービスの利用度を把握することにおいた. 2.本年度の研究調査の経緯 (1)年度初頭より, マクロデータ収集を開始し, これは年間を通じて, アンケートと併行して行ったが, 本年度は, 官庁報告書による介護サービス, 保育, 育児, 教育関連サービスに関するデータ, および, 産業のソフト化により現出してきた.新しい家庭対象のサービス産業シェアのデータを収集するにとどまっている. (2).アンケート調査は, 主要には, 新潟市の女性(20歳〜69歳)700名を対象に, 市役所婦人少年局の協力を得て行った. 実施期間は62年8月20日〜9月20日で, 有効サンプルは487票であった. 現在分析中であり, 終了しているのは, 単純集計およびクロス集計である. なお, この一方, 新潟大学, 東京国際大学, 電気通信大学等で, 授業後の15分間を協力してもらい, 学生の「愛」についての考え方を, 自由回答してもらった. これも現在分析中である. 3.まとめと今後の計画 アンケート結果は, 現状では, 予想以上に保守的なライフスタイル, 予想以上に意識化された家族愛, 夫婦愛を示している. 新潟データの相対化の努力が, 次年度以降重要となった.
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