1988 Fiscal Year Annual Research Report
「愛」 指標構成による産業および公共部門の家族内諸役割の代替度分析
Project/Area Number |
62450027
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
渡辺 慶子 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (20167117)
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Keywords | 家事外部化 / ソフト化 / ニューリッチ / ニューファミリー / 高齢者サービス / 女性の就労 / フェミニズム |
Research Abstract |
1.本年度の主目標 62年度に新潟において実施した、新海女性アンケート調査の分析、および、不足情報のフォローアップ、および、 「愛」 指標体系の構成、とくに、マクロデータ収集・整理に、主目標をおいた。 2.本年度の研究実績について (1)新潟アンケートの分析は完了し、報告レポート作成も終了した。これは、次年度予算により、最終年度報告書第1部として、印刷予定である。集計結果のもつ地方特性があるか否かについて、首都圏において行われた既存調査結果との比較分析を、現在行っている。比較データは、直井道子他 「主婦調査」 (老人総合研究所)を中心とした数件の調査、および、代表者も参加した85年SSM全国調査女性調査版(科研究総合A、代表、直井優:大阪大)である。 (2)またフォローアップとしての新潟市女性についてのヒアリングも、家事の外部化に関して、アンケートにおいて消極的結果が出ている理由の解明に有益であった。これも完了し、報告レポート作成中である。 (3)マクロデータ収集については、資料整理謝金等の不足から、主として、来年度に回した部分が多い。また、代表者の転勤により、新設大学における、図書資料の不足が大きなネックとなった。 現在、新潟大学当時より収集中の全国におけるサービス産業関連のデータ収集が完了している。広島大学大学入試センター、東京大学社会学研究室等からの第1次、第2次産業のソフト化関連データ、教育関係データについては、収集途上である。残部収集・整理も来年度にもちこされた。 3.本年度まとめとしては、データは、保守的ライフスタイルを示している。
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Research Products
(1 results)