1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62460128
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
都倉 信樹 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (10029423)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒木 俊郎 大阪大学, 工学部, 助教授 (70107077)
増沢 利光 大阪大学, 情報処理教育センター, 助手 (50199692)
辻野 嘉宏 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (20172009)
萩原 兼一 大阪大学, 情報処理教育センター, 助教授 (00133140)
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Keywords | アルゴリズムの可視化 / 操作性 / 分散アルゴリズム / シナリオ言語 |
Research Abstract |
1.当グループで開発した教材提示システムを用いて,いくつかのアルゴリズムの教育用の提示用プログラムをつくり,実際の講義で使用してみた. 学生の反応はよく,効果的であるがさらに例題を作成し評価していく. 2.グラテイックを用いるときに,小さい点をポイントする必要があるが,その手法についての評価実験を行なった. 3.当グループでは分散アルゴリズムについて,集中的な研究をおこなっているが,そのアルゴリズムの正しさの確認は容易ではない. そこで,分散アルゴリズムの可視化を狙ったシミュレータを開発した. 可視性と操作性に工夫した. アルゴリズムの検討段階でこのシミュレータを用いてアルゴリズムの誤りを発見できたり,改善の指針がえられたり,また,いくつかのアルゴリズムの比較評価などがしやすくなるという効果が見られ,このシミュレータのめざした可視化の目標はかなり達成できたと考える. すでに,6〜7通りの新しいアルゴリズムを実現した. 4.可視性のよい表示システムを作るための環境としての,シナリオ言語の処理系とそのエディタを作成した. 現在,簡単なデモを試作したりして,評価中であり,必要な改善を行なっていく予定である. 5.また,少し対象は異なるが,プログラムのデバッグに関して,もっと計算状況を見やすくするということを主眼とした新しいデバッガの考え方を提案し,その実現に関する問題点を議論した. 6.作成したソフトウェアは関心をもつ研究者に配布して,評価を求める準備をしている. その結果をまとめ,この研究で得た結果を順次発表していく予定である.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 西中芳幸: 情報処理学会文書処理とヒューマンインターフェイス研究会. 16-5. 1-10 (1988)
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[Publications] 齋藤明紀: 情報処理学会ソフトウェア工学研究会. 58-13. 97-104 (1988)
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[Publications] 朴政鎬: 昭和63年電子情報通信学会春季全国大会講演論文集. D-1. 315-316 (1988)
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[Publications] 増沢利光: 昭和63年電子情報通信学会春季全国大会講演論文集. D-1. 313-314 (1988)
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[Publications] 朴政鎬: 電子情報通信学会 論文誌.
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[Publications] 大戸英孝: 情報処理学会ソフトウェア工学研究会. (1988)