1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62460134
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
作田 共平 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (60143814)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上林 利生 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (20111669)
飯田 誠之 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (90126467)
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Keywords | 光増幅器 / 非線形光学 / 光タップ |
Research Abstract |
本研究に参考となる分布帰還構造を有する光増幅器の実験を行い, その結果以前のFABRYーPEROT型半導体光増幅器において観測されたバイアス電流の変化による増幅光の共振現象(Appl.PHY .LETTS.Hl,8,682(1983)参照)と類似の現象が分布帰還型光増幅器の場合にも観測された. 分布帰還型光増幅器の場合はFABRYーPEROT型に比べてスペクトルの移動がはるかに小さく, 安定しているのでバイアス電流変化によるスペクトル移動ははるかに小さいと考えられていたが, 数個の分布帰還型光増幅器について実験したところ, いずれの場合も発振しさい値バイアスの半分位のバイアス電流で共掫現象と思われる現象が観測された. この原因について検討した結果, やはり分布帰還型光増幅器においても注入電流の変化にともなう屈折率の変化による共振現象であることが分かった. さらに分布帰還型光増幅器においても増幅光波形の波形歪が観測された. この理由については, パルス発振波形の時分割スペクトルを観測することによりパルス幅が50nsec以上では波長の移動が無くなり一定になることが確認された. 從って増幅光強度はパルス幅が50nsec以上がは一定となるが, 50nsecより短い時間では増幅光が一定ではなく, パルス波形に歪が発生することが判明した. このことから波形歪を生じないパルス光の増幅には広帯域で一定の増幅が得られるように, 分布帰還に変化を加えると, 例えばチャープやテーパ型(研究発表文献覧第一文献参照)を用いることが考えられ, これ等の分布帰還に本研究で提案した非線形光学特性を用いることの可能についてさらに検討を進めることは有意義なことぶいると考える.
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[Publications] M.YAMADA: J.Opt.Soc.Am.-A. 4. 69-76 (1987)
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[Publications] M.YAMADA: Appl.Optics.26. 3474-78 (1987)
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[Publications] K.TSUTSUI: J.Lightwave Technology. LT-5. 1763-67 (1987)
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[Publications] K.YONEZAWA: Submitted to Appl.Optics. (1988)