1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62460155
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
軽部 大蔵 神戸大学, 工学部, 助教授 (70031078)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 泰雄 神戸大学, 工学部, 助手 (40144597)
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Keywords | 不飽和土 / サクション / テンシオメータ / サイクロメータ / 毛管領域 / 三軸圧縮試験 |
Research Abstract |
研究計画は,(1)土槽内に不飽和地盤を作り,サクション,含水比,コーン貫入抵抗の測定を行う,(2)上の模型地盤と同じ方法で締固めた供試体の三軸圧縮試験を行う,(3)三軸試験の結果から,不飽和土の応力・ひずみ関係式の土質定数を決定して,模型地盤の理論解析を行う,の3つの部分から成っていた. 以下に今年度に挙げた成果を順次報告する: 1.模型地盤の測定:マサ土を用いて高さ約2^m,直径30cmの柱状模型地盤を作り,その中に,サイクロメーターおよびテンシオメーターを埋設して,地下水面の位置とサクションの関係等を測定した. この測定は概収順調であったが,つぎの問題点があった. まず,毛管領域の発達に伴い,地盤の下半がコラプス沈下し,土層に水平なクラックが入ってしまった. また,一且毛管領域を上昇させると,地下水面を下降させても毛管域はそのまま残存してしまい,サイクロメーターが作動する程のサクションが復活しなかった. さらに,サイクロメーターが手動式であるため,今後の野外測定に適していないことが明らかとなった. サクション測定以外の問題点としては,土槽断面が小さいので,コーン貫入によりテンシオメーターが破壊されてしまったことが挙げられる. 2.三軸試験:試料マサ土の最大粗径4.76^<mm>としたために,供試体直径50mm以上の三軸容器が必要となった. その整備に時間を要したため,十分な試験が行なえず,したがって.応力・ひずみ式を確定できなかった. 3.試験の遅れをカバーするために,従来の不飽和土用三軸試験機を用いてカオリン粘土の三軸圧縮試験を行い,その結果を不飽和土一般に適用すべき応力・ひずみ式の一層の発展に役立てた. 今年度の室内試験の結果,測定機器を野外測定に耐えるよう改良すべきことが明らかとなった.
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Karube,D: ASTM Special Technical publication.STP 977.
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[Publications] 亀山剛司;斉藤謙一;軽部大蔵: 第23回土質工学研究発表会講演演集. (1988)
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[Publications] 軽部大蔵;山内浩裕;西海健二: 第23回土質工学研究発表会講演集. (1988)
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[Publications] 谷本喜一;田中泰雄;朝長英樹;坂上敏彦;古谷正和: 第23回土質工学研究発表講演集. (1988)