1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62460174
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
長沢 悟 日本大学, 工学部, 専任講師 (60114592)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 伸也 新潟大学, 工学部, 助手 (50180641)
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Keywords | 学校建築 / 設計プロセス / 基本計画 / ユーザー参加 / 教育施設計画 |
Research Abstract |
1.市町村教育委員会における建設計画の進め方の手順について, ヒヤリングによる実態を明らかにした. 2.実際に建設・設計を進める態勢, 計画・設計に関する具体的な方針について, 全国の市長村の現状について郵送によるアンケート調査を分析した. 3.文部省の基本設計費に対する補助制度の開〓について, その運用状況及び問題点について, 文部省, 都道府県, 市町村の各段階の担当者にヒヤリングを行った. 4.61〜63年度に計画・設計が実際に進められている事例について, その進行状況を追跡調査した(継続中). 5.新しい〓間ー多目的スペースなどーに対する教師の評価と学校運営の実態につき, 当該校の教師に対するアレケート, その学校から在来型施設の学校に転出した教師に対するヒヤリング調査を行い, 計画と学校運営の係わりについてまとめた. 分析は現在も進行中であるが, 学校建設において基本計画, 基本設計のプロセスが欠如していることの問題についての一般の指摘に対して, ー斉画ー授業ー標準型施設の許容ー標準設計ー短かい設計期間ー低い設計費ー施設に対する一般的な関心の低さー設計入札による設計者の選定方法などが構造的に組み上って現在の学校建設の変化を阻害している状況と個々の問題点を明らかにできた. 〓にの問題点を整理し, 新しい建設の仕組を提案することを次年度の最経的な目標としたいと考えている. その中で内容に関わることとして, 教師の参加のあり方, 計画者(プランナー)と設計者の関わり, 新しい施設形態及び学校医学に関する情報, 親特〓〓を含めたマニュアル作成等を計画・設計段階に折り込んでいくことの重要さとその方法が課題と考えられる.
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[Publications] 長沢悟: 第30回日本大学工学部学術研究報告会講演要旨集. 30. 321-324 (1987)
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[Publications] 長沢悟: 第30回日本大学工学部学術研究報告会講演要旨集. 30. 325-328 (1987)
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[Publications] 長沢悟: 教育と施設. 20. 82-84 (1988)
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[Publications] 長沢悟: 建築文化(3月号). VO1.43. 122-125 (1988)