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1988 Fiscal Year Annual Research Report

合金の凝固ポロシティ生成と制御

Research Project

Project/Area Number 62460188
Research InstitutionTOHOKU UNIVERSITY

Principal Investigator

井川 克也  東北大学, 工学部, 教授 (80005199)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 舟窪 辰也  東北大学, 工学部, 助手 (00209149)
大出 卓  東北大学, 工学部, 助手 (70005437)
新山 英輔  東北大学, 工学部, 教授 (50198420)
Keywords凝固ポロシティ / 画像解析 / フーリエ交換 / デンドライト
Research Abstract

凝固ポロシティの生成を支配する主な要因として、デンドライト間における、凝固収縮を補充する融液の流路の形態的特徴が挙げられることが、前年度の研究により導かれたことを受け、本研究では画像解析の手法を用いて、デンドライトの形態的特徴を記述することを試みた。
本研究では、ミクロ組織像にフーリエ交換をほどこし、その周波数スペクトルを求める。この周波数スペクトルは、ミクロ組織像における周期的構造に関する情報を反映したものである。デンドライトアーム等はこの周期的構造に相当し、その周波数スペクトルは、デンドライトアーム間隔に相当する空間周波数にピークをもち、そのピークは、原画像におけるデンドライトの主軸方向に相当する方位に位置する。
ミクロ組織像をテレビカメラにより、ワークステーション上のメモリーに、二次元の濃度情報としてとり込み、二次元の周波数スペクトルを求めた。この周波数スペクトルの任意の角度方向における強度の総和を求め、これをP_θ(θ)とした。また、任意の空間周波数での総和を求め、これをPr(r)とした。このPr(r)にピークが存在すれば、そのときのγの値が、支配的な二次アーム間隔を求めることができる。また、P_θ(θ)にピークが存在すれば、そのときのθがデンドライトの方向である。
実際のミクロ組織上で、Pr(r)とを求め、デンドライトの二次枝間隔を求めることができた。またその値は、従来法による結果と良く一致した。また、P_A(θ)にピーク位置により、デンドライトの方向を求めることができた。さらに、P_θ(θ)にピーク位置の分布から、組織の乱雑さの程度を把握することができた。
本方法は、幾何学的な従来法と比べて、画像情報をより一般的な形で記述することが可能であり、勤続組織全般に対して、拡張、応用する可能性をはらんでいる。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 舟窪辰也、新山英輔、井川克也: 日本鋳物協会第115回全国講演大会.

  • [Publications] 高森晋、新山英輔、井川克也: 日本鋳物協会第115回全国講演大会.

URL: 

Published: 1990-03-19   Modified: 2016-04-21  

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