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1988 Fiscal Year Annual Research Report

植物毒素の研究

Research Project

Project/Area Number 62470025
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

与儀 誠一  琉球大学, 理学部, 教授 (00045006)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 比嘉 松武  琉球大学, 理学部, 講師 (10045031)
Keywords食草 / リュウキュウウマノスズクサ / ナフトキノン類
Research Abstract

人間にとっては比較的無害な植物でも、他の生物にとっては有毒な植物が多数あり、その大半は今日なお研究されないままになっている。昆虫のリュウキュウジャコウアゲハが島などの捕食者から身を守る手段として外敵には毒素である成分を食草のリュウキュウウマノスズクサから体内に蓄積していると考えられるので、前年度、本植物の葉の成分研究を行い、種々の化合物を単離同定したが、本年度は続いて根の成分検索を行い、葉に含まれていた脂肪酸エステル、脂肪族飽和アルコール、βシトステロール及びアリストロキン酸の他に、これまでにウマノスズクサ科植物の成分として未だ報告されていないセスキテルペン類と推定される化合物を得たが構造決定には至っていない。またリュウキュウジャコウアゲハの幼虫及び成虫にこれまでに単離した化合物が蓄積されているかは現在検討中である。
一方、植物と直接的な関わりはないが、植物の成分が魚にとっては毒素として作用している植物毒素の研究として、リュウキュウガキの成分研究を行った。我々はリュウキュウガキについて植物成分としては特異なハロゲン置換ナクトキノン類を単離し報告したが、本年度は特にリュウキュウガキの実に含まれるナフトキノン類について詳細に検討し、3-メチルプルンバギン、3-(ヒドロキシエチル)-プルンバギン、エチリデン-6、6^1-ビプルンバギン、マリチノン、エリプチノン等のナフトキノン類の他にプルンバギン及び3-メチルユグロンのジヒドロ体を得た。これらのいくつかは高速液体クロマトグラフィーを利用して分離精製することができた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Matsutake Higa: chem.Pharm.Bull.36. 3234-3236 (1988)

URL: 

Published: 1990-03-19   Modified: 2016-04-21  

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