1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62480197
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
川井 啓市 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (50079745)
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Keywords | ガストリン / オリゴヌクレオドプローベ / PAM活性 |
Research Abstract |
これまでガストリンの生成分泌機構を分子生物学レベルで詳細に検討した報告は見られない. 本研究は, ガストリンの生成分泌調節機構を分子生物学レベルで解明しようとするものであり, 本年度は先ず, ガストリンのプロセッシングにおいて, mRNAレベルにおける調節, Postーtranslationalプロセッシングにおける調節機構を解明した. ガストリンmRNAの生体調節は, ガストリン分泌刺激の1つである食事負荷をラットに加え時経的に屠殺, 胃前庭部粘膜におけるガストリンmRNAをG34N端ペンタペプチド及びG17N端ヘキサペプチドに相補するオリゴフクレオドプローベ(Dr.Walsh,UCLA,U.S.Aより提供を受ける)を用いNorthern blotにより解析した. その結果はラットにおいて迷走神経切離後, ガストリンmRNAは胃前庭部粘膜において上昇してくることを認めている. またアクチノマイシンDをラットに前投与し同様に食事負荷を行ない, 摂取後のガストリンmRNAの変動がtranscriptionの変動によるものかmRNAのstabilityによるものか現在, 検討中である. Peptidylーglycine αーamidating monooxigenase(PAM)活性の調節をガストリンC末端ヘキサペプチドにglycineを延長した合成プロガストリンフラグメントを用い, 組織中及び血清中PAM活性を定量した. 定量にはHPLCを用い, アミド化非アミド化ペプチドを分離した. PAM actiratorであるCuイオン, ビタミンCのガストリンのアミド化に及ぼす影響を検討するために, Cu, ビタミンCを摂取あるいは欠乏させたラットを用い組織中, 血清中PAM活性を定量中である.
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 柳沢孝二;東健;河合隆;中島千春;井口秀人;川井啓市: 京都府立医科大学雑誌. 96. 715-717 (1987)
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[Publications] 東健;真神易;柳沢孝二;川井啓市: 日本消化器病学会雑誌. 84. 116 (1987)
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[Publications] Takeshi Afuma;Keiichi Kawai;John H.Walsh: Gastroenterologia Japonica. 22. 685-689 (1987)
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[Publications] 川井啓市;東健: 京都府立医科大学雑誌. 97. 207-212 (1987)
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[Publications] 東健;川井啓市: 綜合臨床. 37. 367-374 (1988)
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[Publications] 東健;柳沢孝二;井口秀人;川井啓市: 日本消化器病学会雑誌. 84. 111 (1987)
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[Publications] 東健;河合隆;井口秀人;川井啓市: "消化管ホルモン(VII)" 医学図書出版株式会社, 737 (1987)