1987 Fiscal Year Annual Research Report
加齢ラット第一次感覚ニューロンの細胞体,神経線維の組織定量的解析
Project/Area Number |
62480209
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
大西 晃生 産業医科大学, 医学部・神経内科, 助教授 (50091278)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 辰紀 産業医科大学, 医学部・神経内科, 助手 (10166803)
糸山 泰人 九州大学, 医学部・神経内科, 助教授 (30136428)
村井 由之 産業医科大学, 医学部・神経内科, 教授 (80038637)
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Keywords | 第一次感覚ニューロン / 加齢ラット / 神経終末 / 有髄神経線維 / 無髄神経線維 / ニューロペプタイド |
Research Abstract |
生後2〜3か月ラットを潅流固定後, 第5腰髄後根, 腓腹神経のエポン包埋標本を作製し, それぞれの有髄および無髄線維の数, 線維直径分布を明らかにした. 第5腰髄後根神経節のエポン包埋連続標本を作製し, その定量的な分析結果を, コンピュータープログラムに従って解析した. その結果, 神経節あたりの神経細胞数, その直径分布を明らかにした. 腓腹神経, 第5腰髄後根の神経線維の種類, 第5腰髄後神経節の神経細胞の種類を組織定量的に分類し, 特徴づけることが出来た. コルヒチン大量投与ラットの第5腰髄後根神経節の凍結連続切片を作製し, substance P.somatostatin,calcitonin geneーrelated peptideの免疫染色を行っているが, 安定した結果が未だ得られていない. その原因は明らかでない. 第5腰髄後角, 第1腰髄背核, 延髄薄束核における第一次感覚ニューロンの終末部の電子顕微鏡学的観察を行ない, その形態学的特徴を明らかにした. これらの部位における第一次感覚ニューロン終末部(Presynaptic terminal)のvol densityを算定中である.
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Research Products
(1 results)