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1987 Fiscal Year Annual Research Report

関節炎・関節症の病態と軟骨マトリックス高分子

Research Project

Project/Area Number 62480317
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

岩田 久  名古屋大学, 医学部, 助教授 (90023796)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉橋 裕治  名古屋大学, 医学部, 助手
佐藤 啓二  名古屋大学, 医学部, 講師 (20178726)
Keywords関節軟骨修〓 / 軟骨誘導 / 骨形成因子 / コラーゲンペプチターゼ
Research Abstract

変形性関節症(OA)では,関節軟骨の破壊, 修復の混在が特徴であり,その修復機序においては, 末熟間葉系細胞の軟骨細胞への分化も観察される. この修復機序モデルとして,ラット胎仔筋肉由来の間葉細胞あるいは,成熟家兎滑膜細胞が,骨マトリックス中に含まれる生物活性物質である骨形成因子(Bone Morphogenetic Protein BMP)存在下で軟骨細胞に分化する系を確立した. BMPは家兎長管骨を脱灰,4M Gu HClにて抽出,透析し,水不溶性部分を回収,さらに精製,分子量2万前後の粗画〓を用いた. 培養は, 2ー3回継代培養後の上記細胞を,培地はHam Fに(+10%FCS),DishはFalc〓24 multi well,BMP coating量は,蛋白として90μg/wellを〓甲し,種々非不剤の軟骨修復に対する影響を,この実験モデル系で検討した. インドメタシン,ジクロフェナック濃度は 0,1×10^<-6>M,1×10^<-5>M,1×10^<-4>Mとし,培養液に添加した. 培養日数,14日目には,BMPによる間葉系細胞の軟骨細胞への分化が,in vitvoで明らかにされた. この系を変形性関節症軟骨の修復モデルと考える時,インドメタシン,ジクロフェナックいずれも常用量では,細胞接着,軟骨細胞への分化など悪影響はなかった. しかしジクロフェナック1×10^<-4>Mでは細胞接着,プロテオグリカン合成阻害もみられた. 一方この系にみる軟骨形成は,プロテオグリカン合成の増大,ならびにタイプIIーコラーゲンの合成もそれぞれの抗血清染色により同定された. その他関節炎〓態追求の一助として,慢性関節リウマチ血漿中に,コラーゲンペプタイド分解酵素活性の上昇,トリプシンインヒビターの増加もみられ,関節破壊追移の結果の反映と考えられた. コラーゲン誘導関節症,プロテオグリカン誘導関節光もそれぞれに特異的なTーcellの存在も確実視されるようになった.

  • Research Products

    (5 results)

All Other

All Publications (5 results)

  • [Publications] Morio Kawamura;Hisashi Iwata: Clin,Orthop.217. 281-292 (1987)

  • [Publications] Akio Ito;Hisashi Iwata: Clinica Chimica Acta. 170. 291-296 (1987)

  • [Publications] 岩田久: 中部整災誌. 30. 247-248 (1987)

  • [Publications] 岩田久: リウマチ. 27. 449-452 (1988)

  • [Publications] 岩田久 分担執筆: "器官形成" 培風館, 296 (1987)

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Published: 1989-03-30   Modified: 2016-04-21  

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