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1987 Fiscal Year Annual Research Report

咀嚼能力(咀親能率)の新しい評価方法について

Research Project

Project/Area Number 62480416
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

福原 達郎  昭和大学, 歯学部, 教授 (50013834)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 関戸 達哉  昭和大学, 歯学部, 助手
笠原 茂樹  昭和大学, 歯学部, 助手
高橋 豊  昭和大学, 歯学部, 助手
大塚 純正  昭和大学, 歯学部, 講師 (80129816)
Keywords咀嚼能力 / 咀嚼能力測定法 / ATPーG法
Research Abstract

従来,咀嚼能力の測定法については多くの研究が行なわれてきたが,簡便で再現性のある測定法が望まれている. 近年, 増田らはATP顆粒剤を用いた吸光度法を開発したが, 従来の篩分法などに比較して簡便性に優れている. しかし, 咀嚼能力を吸光度(abs)で表示するにとどまっている.
そこで, 咀嚼能力のエネルギー表示, ならびにその定量化を目的として, スタンプミルを用い, 既知のエネルギーと吸光度との関係を検討し, 新しい咀嚼能力の表示法を開発した.
(1)ATPーG顆粒が粉砕機(吉田製作所スタンプミル改良型)による既知のエネルギー(落下高度2.0cm,落下重量6.0kg)下においては, 落下回数とATPーG顆粒の破壊度が比例関係にあることがわかり, 次の方程式が導き出された.
y=0.22×+0.076(Y:ATPーGの粉砕後の吸光度 X:スタンプミル落下回数)
上記条件においては1回落下当りの粉砕エネルギーは約1.18Jであり, 50回落下時の総エネルギー量は, 約58.8Jとなった.
(2)上記方程式において, 被検者の50回咀嚼時の吸光度からスタンプミルによる落下回数を求め, この値に1.18を乗ずれば, 被検者の咀嚼能力をエネルギー表示できる.
(3)吸光度1.17を基準値とし, 咀嚼効率=1と定めれば, 吸光度から被検者の咀嚼能力を算出できる.
現在は, 簡便化を目的とし, チューインガムの変色を利用した人工試料を開発中で, 変色の程度と咀嚼エネルギーとの相関を検討している.

URL: 

Published: 1989-03-30   Modified: 2016-04-21  

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