1988 Fiscal Year Annual Research Report
P.バーガーの社会学-現象学及び宗教社会学的アプローチ-
Project/Area Number |
62510103
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
場知賀 礼文 佛仏教大学, 社会学部, 助教授 (80113108)
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Keywords | 宗教的行為 / 宗教集団 / 宗教の機能 / 宗教による正当化 / 客観的現実 / 主観的現実 / 現象学的なアプローチ |
Research Abstract |
この研究の目標は、(1)P.バーガーの一般社会学理論と、(2)彼の宗教社会学をふまえて、(3)宗教社会学を現象学的に再検討することであった。昭和62年度と63年度では(1)と(2)についてほぼ検討してきたが、(3)については現在検討中である。ところが、(2)についてはバーガー自身が十分に分析していない。そこで次の基礎的な課題を先に考察しまとめる必要がある。すなわち、(a)宗教的行為と宗教集団の二点と、(b)個人と社会と文化の相互に対する宗教の三機能である。なぜならば、本研究で目標とした現象学的なアプローチでは、現象が人間の意識においてどのように現われるかが研究されるので、宗教的行為と宗教集団の顕在的な側面と、宗教の諸機能の潜在的な側面が重要な要因になるからである。
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