1989 Fiscal Year Annual Research Report
わが国におけるロ-カル企業経営者の意識構造-その地域間比較研究-
Project/Area Number |
62530072
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
上間 隆則 琉球大学, 短期大学部, 教授 (40044846)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
元山 和仁 沖縄女子短期大学, 助教授 (70166346)
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Keywords | 地方の活性化 / ロ-カリズム / 経営理念 / 地方の国際化 / 経営哲学 / グロ-バリゼイション / 経営者像 / 経営者の意識 |
Research Abstract |
今年は本調査研究の最終年(3年目)である。本年度実施した研究活動は次のとおりである。 1.前年度福島、栃木、茨城の3県で実施、回収したアンケ-トの整理および分析。 2.本年度は山梨、福井、岐阜の3県に赴き前年度同様、それぞれの県庁(経営指導課)を通じてアンケ-ト調査を行った。また、聞取り調査については各県の商工会議所と生産性本部で行った。回収した件数は103件である。 3.平成元年3月までに、1道24県で実施し回収したアンケ-トは合計610件で、目下各地区別の分類、分析作業にとりかかっている。当初県単位で各項目の分析結果について比較し提言する予定であったが回収したアンケ-ト件数が予想を下回ったため、わが国の統計区分にしたがって8地区に分けて諸状況の比較を試みることにした。なお、沖縄県については、他の地区とは明らかに一線を画することのできる歴史過程や経営風土を有するため、それを独立地区にして比較単位にした。したがって、最終的には9地区における比較研究になる。なお、それぞれの県民意識や経営者が取組んでいる焦眉の課題など若干の分析(比較)結果については、沖縄県税理士協会や県労政事務所主催の講演会(県内の経営者対象)で発表済みである。本調査研究のフレ-ムは4部から成り、それぞれ細部に亘る設問が含まれているため、全体の完成は今年度末にずれ込むようである。平成2年3月現在の進行状況はおよそ60%(解説は別)である。
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[Publications] 上間隆則: "実態調査にみる「沖縄県内企業および経営者の概況」-経営理念との関連において-" 琉球大学経済研究. 第36号. (1988)
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[Publications] 上間隆則: "「わが国におけるロ-カル企業経営者の意識構造」-その地域間比較" 琉球大学経済研究. 第37号. (1989)
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[Publications] 元山和仁: "日本企業の実力について" 沖縄女子短期大学紀要. 6号. (1988)
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[Publications] 元山和仁: "わが国における企業者精神に関する一考察" 沖縄女子短期大学紀要. 7号. (1989)