1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62540072
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
伊藤 正美 京都産業大学, 理学部, 教授 (50065843)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝良 昌司 京都産業大学, 理学部, 助教授 (80065870)
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Keywords | コード / 形式言語 / 正規言語 / 情報科学の数学的基礎 / オートマトン / 原始語 / 分離言語 / 自由半群 |
Research Abstract |
申請書に記載した研究計画のうち代表者はコードに関連した形式言語の研究に重点をおいた. 情報科学の数学的基礎づけをなす正規言語については従来より種々の特徴づけがなされてきたが代表者と分担者は与えられた言語の正規性を判定する新しい方法を得た. 結果は「Regular domeuns」として東ドイツ科学アカデミー刊行の雑誌「EIK」に掲載された. 次に, 与えられたオートマトンが原始語を受理するかどうか, また受理するとしたらその数は有限かどうか, を判定するアルゴリズムが代表者と分担者により得られた. これは「Automata dccepting primitir words」として専門誌「Semigrop Forum」に掲載された. 正規言語とは対極的な位置に分離言語がある. この言語については代表者と石教授(台湾中興大学), Thierrin教授(カナダ西オンタリオ大学)の間で共同研究が行なわれた. 自由半群上の半順序部分集合と関連づけて分離言語の分類がなされそれぞれの言語の特徴づけが行なわれた. 結果は専門誌「RAIRO」に「Disgunctive Langunges and compatible crdas」として掲載される. コード自身の研究は代表者とThierrin教授, Jurgensen教授(カナダ西オンリオ大学)の共同研究として行なわれた. 任意にn個の元をとりだした時それがコードになるような言語の特徴づけが与えられた. 一般的な場合と, コードが接頭語コードあるいは接尾語コードである場合について研究され, それぞれ「Anticonmutative Language and m-codes」, 「n-prefix-suffix languages」として共著論文が作成され現在投稿中である. 以上のほかにも進行中あるいは完了した研究があるがそれらに関しては, 11.研究発表, を参照されたい. 代表者達の個人研究以外に2つの研究集会(第7回代数的コード理論と関連分野, 第6回東論談話会)開催の補助に科学研究費がつかわれた. オートマトンの構造の代数的研究に関しては分担者が重点的に行ないその成果を「Automorphism groups of stronghy conneated automata」と題して東北大学に提出し, 1987年11月に工学博士の学位を得た.
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Research Products
(8 results)
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[Publications] M.ito: J. Inf. Process. Cybern. EIK. 23. 67-80 (1987)
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[Publications] M. Ito: Semigroup Forum. 37. 45-52 (1988)
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[Publications] M. Ito: RAIRO Informat. Thor.23. (1989)
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[Publications] M. Ito: Theoretical Computer Science.
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[Publications] M. Ito: ICALP ′88(International Conference on Automata, Languages and Programmings).
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[Publications] M. Ito: The 2nd Conference on Automata, Languages and Programming Systems (hungary, May 23-26, 1988).
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[Publications] M. Ito: Semigroup Forum.
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[Publications] M. Ito: Semigroup Forum.