1987 Fiscal Year Annual Research Report
体積プロフィルによるCo(III)錯イオンの塩基加水分解反応機構の研究
Project/Area Number |
62540468
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
北村 揚一 愛媛大学, 理学部, 助教授 (90036369)
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Keywords | 金属錯体の塩基加水分解反応 / 高圧ストップドフロー法 / 反応の体積プロフィル |
Research Abstract |
1.3つの錯化合物trans-{RS}-及びtrans{RR(SS)}-CoCl_2(ddn)^+, β-cis-{RR(SS)}-CoCl_2(ddn)^+(ddn=1, 9-ジアミノー3, 7-ジアザノナン)を合成し, 元素分析, 可視紫外吸収スペクトル, 及び水和反応挙動により同定した. 2.ストップドフロー用高圧容器(図1)を設計製作した. この装置は2方サファイア光学窓, 電極1本, 及び温度調整用ジャケットを備えており, 耐圧400MPaである. 3.ストップドフロー用混合セル(図2)を設計製作した. この装置は3本のガラスシリンジ, 混合室, 及びシリンジ駆動用ステップモーターから成る. この装置を図1の装置の内部にセットして, 電極を通じて外部からパルス起電力を作動させることによって作動させる.
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