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1988 Fiscal Year Annual Research Report

各種形質転換系を用いた植物細胞腫瘍化機構の解析

Research Project

Project/Area Number 62540518
Research InstitutionSeijo Junior College

Principal Investigator

馳澤 盛一郎  成城短期大学, 教養, 助教授 (40172902)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 庄野 邦彦  東京大学, 教養学部・基礎科学科, 教授 (60050457)
Keywords形質転換 / 腫瘍化機構 / アグロバクテリウム / クラウンゴール / 感染過程 / TーDNA / スフェロプラスト / プロトプラスト
Research Abstract

継続機題の申請時の予定していた研究計画は以下の様であった。ー1)前年度までに2つの手法(スフェロプラスト法,coーcultvre法)で得られた形質転換細胞株についての詳細な解析、2)クラウンゴール形成の感染初期過程におけるアグロバクテリウムの挙動を中心とした、細菌と植物細胞の相互作用の解析。これらの実験計画において当該年度に予定されていたものについては、概ね順調に進展している。
まず1)については、各形質転換株について形態・生長速度・硬さ・オパイン合成酵素活生・植物ホルモン含量などの生理的解析を行うと共に、挿入されたTーDNAのインサーションの状態についても検討し、各形質転換株の間の差異が何に起因するのかということについて詳細な検討を加えた(T.Hoshino,S.Hasezawa.K.Syono,submitted参照)。
2)については、昨年より行ってきたアグロバクテリウムの植物細胞への感染初期過程について、さらに詳細な観察を行った。具体的には、走査電子顕微鏡などを用いて、細菌の感染時の特有な挙動(植物細胞表面での細菌の直立など)と細菌のタイプとの関係を経時的な観察をもとに検討した(N.Terouchi,S.Hasezawa,H.Matsushima,Y.Kaneko,K.Syono,submitted参照)。
上記1)、2)はタバコの形質転換株における解析であるが、従来より、平行して行っていたイネの形質転換によっても多数の形質転換株が得られており、それらについても解析を試みた(馳澤盛一郎・成城短大紀要参照)。
以上の様に概ね当初の計画に添って進展している。しかし、多数の形質転換株の維持には多大な労力を要する為、細胞株を整理して幾つかの典型的なものに絞って詳細な解析を行わざるを得なかった。
尚、研究費の使用状況についてもほぼ申請通であるが、予定していた研究打ち合わせの為の旅費をこの補助金から支出せずに済んだ為、その費用は消費品費・謝金・雑費(通信連絡費なで)に振り分けた。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] Seiichiro Hasezawa;Akiko Baba;Kunihiko Syono: Biotechnogy in Agriculture and Forestry,BerlinーHeidelbergーNew York.

  • [Publications] 馳澤盛一郎: 成城短期大学紀要. 19. 53-76 (1988)

  • [Publications] 馳澤盛一郎,長田敏行: 植物生産システム実用事典.

  • [Publications] 馳澤盛一郎: "植物バイオテクノロジー事典" 朝倉書店,

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Published: 1990-03-20   Modified: 2016-04-21  

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