1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62550046
|
Research Institution | Kyoto University of Education |
Principal Investigator |
手島 光司 京都教育大学, 教育学部, 助教授 (90026104)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚本 明正 京都大学, 工学部, 教務職員 (50101233)
橋本 哲 京都教育大学, 教育学部, 助教授 (10027708)
|
Keywords | 希薄気体流 / 超音速ジェット / 自由噴流 / 超音速流の干渉 / 密度測定 / レーリー散乱測定 |
Research Abstract |
1.光子計数装置, データ収録および記録装置等を購入し, レーリー散乱光強度の測定システムを構成した. 2.静止した既知の気体密度に対するレーリー散乱光強度の計測を行い, アルゴンおよび窒素では標準状態における1Torr(3×10^<16>個/cm^3)の密度に対して, S/N比5程度の検出感度が得られた. 3.円形のオリフィスから噴出する超音速自由噴流の軸および径方向に沿っての密度測定を行い, 得られた結果が数値シミュレーションによる結果とよく対応しており, 測定システムの信頼性が確かめられた. これらの結果は62年11月の宇宙研究所主催「宇宙航行の力学シンポジウム」において発表した. 4.前項3.における流れが, オリフィス出口からオリフィスの直径の数〜10倍離れた所においた平板との干渉によって作られる流れ場の密度測定をし, 数値シミュレーションによる結果と比較して, 本測定システムの信頼性をさらに確かめた. 以上の結果は, 63年4月に開催される日本航空宇宙学会年会において発表を予定している. また, 互いに直角な三方向にノズル位置を自由に移動させることのできる装置を製作し, 現在, 複数個の円形オリフィスから噴出する超音速自由噴流の干渉によって生じる流れ場の任意の断面における密度測定を進めている.
|