1987 Fiscal Year Annual Research Report
光ファイバと人工知能を利用した多段センシングによる計測プロセスの自動化
Project/Area Number |
62550087
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
斉藤 義夫 千葉大学, 工学部, 助教授 (00108218)
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Keywords | 光ファイバ / 多断センシング / 計測プロセス / 自動計測 / 人工知能 |
Research Abstract |
生産システムは計算機制御により統合化される傾向にあり, 加工や測定など異種のプロセス間の融合が重要な課題である. 三次元測定機を用いた測定プロセスでは対象を限定した固定サイクルでの自動測定は既に行われているが, 測定経路の自動生成としう問題がのこされているため, 各品種を対象とする融通性に富んだ測定システムの自動化はまだ実現していないのが現状である. そこで, 本研究ではFA化に適した測定プロセスの自動化を目標として, 多段センシングという新しい概念を提案し, その実用化における諸問題の解決を試みる. 具体的には, 複数の光ファイバによる非接触センサを用いて被測定物の寸法と位置をまず概略的に把握し, その結果を基に最適な測定経路を自動的に生成し, タッチセンサで高精度な測定を完了する方法である. 多段階のセンシングを組み合わせることで測定プロセスが多様化するが, プロセスの選定過程に学習機能や人工知能を応用することにより, 計測の自動化・高速化を達成するとともに, 実用性・融通性のある自動測定システムを構築することを目的に研究を行った. その結果, 以下のように新しい知見および有益な成果が挙げられている. 1.複眼式センサの開発とその基本特性の解明を行い, 測定の自動化に必要な性能を明らかにすることができた. 2.三次元測定機へのセンサ組込みと測定機上でのセンサの性能試験を行った結果, 実用上本センサが充分利用できることを確認した. 3.多段センシングによる測定とそれに適した制御方法について検討を行い, 実用適な利用技術の確立が重要であることを実証することができた. 以上のことから, 本研究の継続により多大の成果がさらに得られるものと期待できる.
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Research Products
(1 results)