1987 Fiscal Year Annual Research Report
アクティビティを基本にした交通行動研究の我国への適用可能性
Project/Area Number |
62550387
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
芦沢 哲蔵 東京大学, 工学部・都市工学科, 助教授 (20111461)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉恵 頼寧 広島大学, 工学部・土木工学科, 助教授 (70034410)
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Keywords | 生活行動 / アクティビティ調査 / 交通行動 |
Research Abstract |
本年は, 我国ではこれ迄余り前例のなかった「アクティビティを基本にした交通行動調査」を実施することを主眼に研究を進めた. 関連文献のレビューを行 で, 研究代表者の芦沢は, 別途予算で訪英した際, このような調査に長い実績を有する英国オックスフォード大学交通研究所のPeter Jones博士に会い, 調査実施上の実際的な面についての示唆を得た. 次いで, 研究分担者の杉恵を中心として, 本調査の進め方についての検討等を行うために, 広島市においてプリサーベイを行い, 約100世帯における1日の全生活行動を調査した. その結果に基づいて, 調査用紙の設計についていくつかのユニークな改善を行い, かつ, 一層の記入の分かりやすさを図った. これらをもとに, 宇都宮都市圏において主調査として, 約200世帯の15才以上の家族全員の1週間に亘る全生活行動及びその中での交通行動の状況等について調査を行った. 1週間に亘る記録を求めたのは, 週の間の曜日変動を知るためのものである. 1週間に亘る記録の面倒さによって協力世帯が仲々得にくかったが, 調査員の頑張りによってとうにか目標の200世帯の記録を得ることができた. 来年度は, この調査結果をもとに, 新しい交通行動の分析枠組を構成していくことを主要テーマに研究していく方針である.
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