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1988 Fiscal Year Annual Research Report

丸棒貫入試験による軟岩の力学的特性の把握に関する研究

Research Project

Project/Area Number 62550465
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

松井 紀久男  九州大学, 工学部, 助教授 (30136535)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山下 明夫  九州大学, 工学部, 助手 (20037790)
市川 之善  九州大学, 工学部, 助手 (50037800)
一ノ瀬 政友  九州大学, 工学部, 助手 (50038006)
Keywords丸棒貫入試験 / 軟岩 / 非整形供試体
Research Abstract

昭和62年度に引き続き、九州地区の2つの炭鉱から採取した石炭および頁岩や砂質頁岩などの夾炭層岩石について、整形供試体を用いた通常の一軸圧縮試験と非整形供試体を用いた丸棒貫入試験を行った。これらの結果から、岩石の力学的特性を表すものとして一般的に用いられる一軸圧縮強度Scと50%強度における接線ヤング率E_<50>は、丸棒貫入試験で得られた貫入強度Srpと貫入ヤング率Erpを用いて、それぞれ次式で推定できることを示した。Sc=0.11Srp,E_<50>=2.3Erp
夾炭層岩石は水を含むことによりその力学的特性はかなり低下し、整形供試体を作製することは極めてむずかしく、通常の強度試験によりこの種の岩石の含水に伴う強度低下を定量的に把握することはかなり困難なことである。しかし、本研究で用いる丸棒貫入試験は、このように水の影響を受けやすい岩石に対しても適用でき、この試験により夾炭層岩石の水分の影響を明確にすることができた。さらに、含水による貫入強度の低下割合と等価モンモリロナイト含有量には、明確な直線関係が認められ、貫入強度低下割合からモンモリロナイトの含有量を推定することにより、岩石の吸水膨張性を評価することが可能であることを見出した。また、現場の坑道における下盤の含水率の測定を行い、含水に伴う下盤の強度低下を明らかにするとともに、坑道の変形挙動について検討を加え、丸棒貫入試験の現場適応性を明確にした。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 松井紀久男: 第21回岩盤力学シンポジウム講演論文集. 121-125 (1989)

  • [Publications] 島田英樹: 資源・素材学会春季大会研究・業績発表講演要旨集. (1989)

URL: 

Published: 1990-03-20   Modified: 2016-04-21  

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