1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62550531
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
木口 立而 東北大学, 工学部, 助手 (60005410)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 嘉洋 東北大学, 工学部, 助手 (00170796)
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Keywords | 水中溶接 / 高圧アルゴン雰囲気 / 高圧Ar-CO_2雰囲気 / 雰囲気圧の影響 / 電極線溶融速度 / 合金元素の挙動 / 溶接金属の形状 |
Research Abstract |
0.1〜0.2MPaのAr, Ar-20%CO2およびCO_2高圧静止雰囲気中で消耗電極法により, 綱のビード・オン・プレート溶接を行ない, 次のような結果が得られた. 1.Ar, Ar-20%CO_2雰囲気では雰囲気圧2.0MPa位までアークは比較的安定しており, 良好なビードが得られる. 2.雰囲気圧の増加につれて, 電極線溶融量は, Ar雰囲気の場合減少し, CO_2雰囲気の場合増加する. Ar-20%CO_2雰囲気の場合, 両者の中間的挙動を示す. 3.いずれの雰囲気においても, 雰囲気圧の増加とともに溶け込み深さは増し, 溶け込み幅は減少する. 4.Ar雰囲気では, いずれの雰囲気圧においても, Mn以外の元素の損失は極めて少ない. 5.Ar-20%CO_2およびCO_2雰囲気においては, Si, Mn, Tiが溶接過程において損失しており, 同一雰囲気圧の場合, CO_2雰囲気の方が損失量が大である. また, Ar-20%CO_2雰囲気の場合, 損失量は雰囲気圧の増加をうけておらず, ほぼ一定であるがCO_2雰囲気の場合, 雰囲気圧の増加とともにSi, Mn, Tiの損失量は増す. 6.溶接金属の酸素含量はAr-20%CO_2, CO_2雰囲気において雰囲気圧の増加とともに増す. また, 同一CO_2分圧の場合, Ar-20%CO_2雰囲気よりCO_2雰囲気の方が酸素含量は多くなる.
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