1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62550713
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
久保田 宏 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (10016272)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
正田 誠 東京工業大学, 資源化学研究所, 助教授 (70023489)
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Keywords | ピート / メチルメルカプタン / 硫化メチル / 微生物分〓, ミカエリスーメラン式 / し尿処理場 |
Research Abstract |
メチルメルカプタン(MM), 硫化メチル(DMS)などの悪臭物質を分解する微生物の分離を試みた結果, MM分解細菌が9種類得られた. それらのうち特に分解能の高い細菌3株は現在同定中である. MM分解能は2〜5×10^<-8>MMmg/day/cellであった. ピートに消化し尿汚泥を散布し, 実験室規模のリアクターにMMおよびDMSを通気しその除去能を測定した. 負荷を変化させたところ, 入口濃度の増加に伴い除去能は向上するが, 入口濃度が30ppmで負荷が0.65g-S/kg-dry-peat/dayになると除去能は頭打ちになった. ピートによるDMSの除去速度式としてミカエリスーメンテン式を適用したところ, 飽和定数Ks=5ppm, 最大の除去速度R=0.31g-S/kg-dry-peat/dayとなった. MMについても同様の解析を行ったところ, Ks=10ppm, K=0.37g-S/kg-dry-peat/dayとなった. これらの実験からピートの脱臭限界負荷を決定することができた. 除去が進むとPHの低下により除去能が低下したが, 中和によってPHを上昇すると除去能は安定した. A市/尿処理場におけるパイロットプラントテストによると, DMSa除去以外は実用的に耐えうる能力を示した.
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Research Products
(1 results)
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[Publications] 稲村功, 寺澤真琴, 平井光代, 正田誠, 久保田宏: 化学工学協会第53年会要旨集. (1988)