Research Abstract |
全国各地からテッポウユリ, オトメユリ, ササユリ, タモトユリ, ヤマユリ, サクユリ, エゾスカシユリ, イワトユリ, ヒメユリ, コオニユリ, スゲユリ, カノコユリ, クルマユリ, ハカタユリ, タケシマユリ, キカノコユリの自生種及び生態型を収集し, 花芽分化時期及び発達状況を調査した. その結果, 西日本に広く自生しているササユリでは同一地域でも高度によって生態型が異なり, 球根内部で花芽分化するものと発芽後分化するものがあることが明らかとなった. タケシマユリ, チョウセンヒメユリは秋に球根内部で分化を開始し, 発芽直後に完成する. テッポウユリ, タモトユリ, ヤマユリ, サクユリ, コオニユリ, スゲユリ, カノコユリ, クルマユリ, ハカタユリ, イワトユリ, トサヒメユリは発芽直後に花芽分化を開始した. オニユリとキカノコユリは発芽後1カ月以上経過してから花芽分化を開始した. 63年度はウケユリを収集し, 調査する.
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