1988 Fiscal Year Annual Research Report
マメ科根粒菌の細胞融合による寄生特性の拡大に関する研究
Project/Area Number |
62560271
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Research Institution | Miyazaki University |
Principal Investigator |
池田 一 宮崎大学, 農学部, 教授 (20038194)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山田 正幸 宮崎大学, 農学部, 助手 (60112413)
藤井 昇 宮崎大学, 農学部, 助教授 (40040836)
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Keywords | 根粒菌 / アルファルファ / ヤハズソウ / 耐酸性 / スフェロプラスト / 細胞融合 |
Research Abstract |
アルファルファ根粒菌とヤハズソウ根粒菌の細胞融合を試み、得られた根粒菌の耐酸性及び寄生特性について検討し、次のような結果を得た。 リゾチーム濃度200mg/lで120分処理したアルファルファ根粒菌と同じく400mg/lで120分処理したヤハズソウ根粒菌のスフェロプラストを分子量6000の40%(W/V)ポリエチレングリコールで融合処理した後、200units/mlのペニシリンを用いて融合菌の分離を行った。ペニシリン処理については、処理時間を6時間とし、これを1回、2回及び3回行った区と、6時間処理1回+3時間処理1回及び6時間処理2回+3時間処理1回として区の合計5区を設け処理後の菌体の増殖の速さを培養液の濁度を指標として比較した。その結果、ペニシリン処理後の菌体の増殖はペニシリン6時間処理1回区で最も速かった。また、ペニシリン6時間処理2回+3時間処理1回区及び6時間処理3回区では菌体の増殖は認められなかった。 ペニシリン6時間処理1回区及び6時間処理2回区と6時間処理1回+3時間処理1回区で得られた3種類の菌について耐酸性及び寄生特性を検討した結果、ペニシリン6時間処理1回と3時間処理1回の操作で分離した根粒菌はpH4.0のYM培地で増殖し、かつアルファルファの根に根粒を形成した。
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