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1987 Fiscal Year Annual Research Report

ラットノアルコール嗜好性に関する遺伝的研究

Research Project

Project/Area Number 62570274
Research InstitutionHyogo Medical University

Principal Investigator

菱田 繁  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10068463)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 谷口 忠昭  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (80155209)
Keywordsアルコール弁別自発摂取 / パーソナルコンピューター / アルコール摂取率 / ラット / アルコール嗜好性
Research Abstract

本年度はまず, 以前に我々が開発したラットの水-アルコール自発摂取装置(昭和53年度及び56年度文部省科学研究費試験研究で交付を受け試作したもの)を改良し, 一度に多量のラットを処理できるように考案した.
従来の装置では, 実験制御, 行動スケジュールの変更等が比較的複雑であるのに加えて, 特に, 一度に多数のラットの弁別を行った際のデーター処理が困難であるなどの短所を改良する目的で, 本装置の中枢にあたるコントロールユニット部にNEC社製のパーソナルコンピューター(PC-980/Vm)を導入し, すべてのコントロールをコンピューターで簡単に操作, 制御できるようにした. その結果, 従来は例えば実験の行動スケジュールを変更するたびに, 実験者が長時間かけて複雑なモジュールシステムを操作していたが, 今回の改良により, これが簡単に行なえるようになった. また, 一度に4台のスキナーボックスを同時に可動することが可能となったため, 一度に多量のラットを弁別することができ, さらに, コントロールユニット部とスキナーボックス部との間にパーソナルコンピューター用インターフェイスを設置し, 実験中のラットの行動分析の記録が簡易化され, そのデーター処理も短時間に且つ詳細に, 自動的に行われ, 実験者の必要とする部分のみを容易に取り出すことも可能となった.
そこで, 本装置を用いてできるだけ多くのラットにつき, そのアルコール嗜好性の高低をアルコール摂取率から検討した.
まず, ラットの各種系統別の調査では, Fischer系ラットの方がWister系ラットよりもアルコール嗜好性が高いことが判明した.
また, 性別の差では, 各系共に雄ラットが雌ラットより高い傾向が認められた. 今後はアルコール嗜好性の高いラット間では近親交配を行い各世代でのそれを検討して行く予定である.

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Published: 1989-03-20   Modified: 2016-04-21  

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