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1987 Fiscal Year Annual Research Report

全身性エリテマトーデスにおける抗補体受容体抗体に関する研究

Research Project

Project/Area Number 62570304
Research InstitutionFujita Health University

Principal Investigator

稲田 進一  藤田学園保健衛生大学, 医学部, 講師 (70129336)

KeywordsSLE / 補体 / 補体受容体 / 自己抗体
Research Abstract

今年度は主にCR1(補体C3b受容体)の精製と, それを用いたEnzyme-linked immnosorbent assay(ELISA)法による抗CR1抗体検出法の確立を目的とした. 期限切れのヒト保存血より赤血球を得, 低張の0.5mM Ethylenediamine Tetraacetic acid(EDTA)を含む5mMりん酸緩衡液にて溶解し, 超遠心を行った. この膜分画より粗CR1分画の精製を開始した. 赤血球膜分画をさらに0.5mMphenyl methyl sulfonyl fluoride(PMSF)入りの緩衡液でヘモグロビンによる赤着色が消失するまで洗浄を繰り返した. さらに膜画分より0.5mMEDTA, 150mM塩化ナトリウム, 1%Noridet P-40を含む5mMリン酸緩衡液にて可溶画分を得た. 不溶画分は超遠心にて除去した. 本年度は既にNIHとの共同研究にて作製したC3をCN-Br活性化セファロース4Bに結合させたC3アフィニティーカラムクロマトグラフにてCR1を精製した. その精製度をSDS-ポリアクリルアミド電気泳動法によってしらべた. 分子量約195KのCR1を約80%の精製度で得られたことが確認された. しかし, 精製度を上げるために, C3アフィニティクロマトグラフの前段階のステップとしてイオン交換樹脂を組み入れる必要性があると判断している. このCR1を用い, ELISA法による抗CR1抗体測定法を確立中である. 非特異的吸着を減少させる点で工夫を要している. ニイクロタイタープレートのブロックには1.0.5%ウシ血清アルブミン, 2.0.05%Tween-20, 3.1%ゼラチン等を用いた. 現在0.5%ウシ血清アルブミンが最適とのデータを得ている. 上記方法の範囲内でスクリーニングをした. 全身性エリテマトーデス(SLE)10症例で, 明らかに抗CR1抗体陽性例は認めていない. さらに改良を試み, 計画を実施する予定である.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 稲田 進一: Medicina. 24(8). 1342-1344 (1987)

URL: 

Published: 1989-03-20   Modified: 2016-04-21  

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