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1988 Fiscal Year Annual Research Report

各種インタフエロンの泌尿器科系培養細胞に対する影響(特にレセプターを中心として)

Research Project

Project/Area Number 62570727
Research InstitutionTokushima University, School of Medicine, Department of Urology

Principal Investigator

香川 征  徳島大学, 医学部泌尿器科, 教授 (40035738)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 住吉 義光  徳島大学, 医学部泌尿器科, 助手 (80187814)
Keywordsインターフエロンα / インターフエロンγ / インターフエロンレセプター / 併用効果
Research Abstract

腎細胞癌株KPK-1はインターフエロン(IFN)αレセプターが多く、それと反対に膀胱癌株J-82はレセプターが少ない。一方in-vitroにおける抗腫瘍効果(増殖抑制効果)はレセプター数と一致した。しかし他の一部の培養細胞株においてはレセプター数が多くても必ずしも良好な増殖抑制効果は認めなかった。しかしレセプター数が少ない場合にはIFNに対する感受性はないものと思れた。これらの事実をもとに下記の実験を行い以下の結果を得た。
1.IFNαとIFNγのレセプター結合部位の違いについて
それぞれのα Competition Assayを行いIFNαとIFNγの結合部位は異なることを証明した。
2.INFの処理によるIFNαとIFNγレセプターの変化について
INF100JRu/mlの24時接触によりIFNαレセプターの著明な増加をしめす培養株がみられた。特にDU-145(前立腺株)においてはレセプター増加に伴う増殖抑制効果がIFN単独時のそれと比較して増強されており相乗効果が認められた。しかし膀胱癌株J-82においては140%とレセプター数の増加が認められるにもかかわらず、増殖抑制は単独時と同様ほとんど認められずF-82においてはIFNに対する感受性がないものと思われた。IFNγにおいてはレセプター数のTNFによる変化は少なく、TNFはIFNγレセプターにはほとんど影響をあたえないものと思われた。
3.IFNαとIFNγの併用効果
KPK-1においてはIFNα単独時51.5%、IFNγ単独で89.6%の増殖抑制効果をしめしたが併用により抑制効果は24.2%であり相乗効果が得られた。すなわち検討した7種の培養細胞のうち3腫瘍株に相乗効果が認められた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 香川征・住吉義光・淡河洋一・滝川浩: 西日本泌尿器科.

URL: 

Published: 1990-03-20   Modified: 2016-04-21  

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