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1988 Fiscal Year Annual Research Report

妊婦リンパ球より抗OFA-Iヒトモノクローナル抗体の作製及び絨毛細胞障害性の検討

Research Project

Project/Area Number 62570745
Research InstitutionNIIGATA UNIVERSITY

Principal Investigator

湯沢 秀夫  新潟大学, 医学部付属病院, 講師 (30143770)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高桑 好一  新潟大学, 医学部, 助手 (80187939)
金沢 浩二  新潟大学, 医学部, 助教授 (50092680)
Keywordsヒトモノクローナル抗体 / 妊娠免疫 / OFA-I / ガングリオシッド
Research Abstract

妊婦血清中の抗GM_2抗体価を、GM_2を抗原とするELISAにて測定したところ、正常妊娠例及び胞状奇胎妊娠例で高い力価を持つ症例が認められた。正常妊娠における抗GM_2抗体の出現動態は、早い症例では妊娠5週より出現しはじめ、産褥5日目までその抗体価を持続し、産褥30日目では低下する傾向にあった。前年度では、GM_2抗体作製のBcell sourceとしてELISAによる抗GM_2抗体価の測定の結果、最も高い抗体活性を有する患者末梢リンパ球を用いたが、specific cloneを得るに致っていない。そこで今年度は、より正確に抗GM_2抗体価をつかむため、まずELISAにより強い抗体活性を有する妊婦9例を選び、各種ガングリオシッドによる吸収実験を施行した。その結果、9例中5例はほぼGM_2にのみ特異的な吸収をみせ、これら血清はほぼGM_2特異的抗体を有することが確認された。従って、この5例の末梢血リンパ球をBcell sourceとして、ヒトモノクローナル抗体作製を試みた。常法に従い、PEGによる親株(KR-12)との細胞融合と、EBVによりimmortalizationとを施行したが現在までSpecific cloneは得られていない。やはり最大の問題点はB cell sourceとした末梢リンパ球と思われる。今後electric cell fusionなど隔合方法の改善も必要であるが、B cell Sourceの開発に努力することが重要と思われる。
モノクローナル抗体がまだ得られないため、先程の吸収実験により確認された坑GM_2抗体を有する妊婦血清は、メラノーマ細胞(M14)に対しては、強い障害性を示すのに対し、絨毛細胞に対してはほとんど障害性を示さなかった。このことは、正常妊婦血中に抗GM_2抗体が存在しながら妊婦が継続する事実と一致する。今後GM_2局在もふまえ、研究する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 鈴木孝明 他: 日本産科婦人科学会会誌. 40. 1773-1774 (1988)

URL: 

Published: 1990-03-20   Modified: 2016-04-21  

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