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1988 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝子操作によるヒト型精子不動化抗体産生ハイブリドーマの安定化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 62570773
Research InstitutionHyogo College of Medicine

Principal Investigator

礒島 晋三  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (90068403)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山崎 則行  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (50174644)
繁田 実  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (80122315)
香山 浩二  兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (00068496)
Keywords免疫性不妊 / 精子不動化抗体 / ヒトーマウスヘテロハイブリドーマ / ヒト型モノクローナル抗体 / 精子不動化抗体遺伝子 / キメラ遺伝子 / クラススイッチ / 形質転換細胞腫 / ハムスター試験 / 受精阻害作用
Research Abstract

精子不動化抗体(IgM、λ)産生ヒトーマウスヘテロハイブリドーマ(H6ー3C4)からH鎖V領域遺伝子断片とLλ鎖遺伝子を単離し、前者はヒトγ鎖C領域遺伝子と結合させ、μ→γヘクラススイッチした後、それぞれの遺伝子を発現ベクター(pSV2gptとpSV2neo)に組込み形質転換用プラスミド(pSV2ーSIG1とpSV2ーSIλーE)を作製し、これらを順次Ig非産生マウスミエローマ細胞(x63Ag8ー653)に導入し、両鎖を発現する5つの形質転換株(En46A4、En46H12、En34B3、En34G5、En3B7)を樹立した。各形質転換細胞株の培養上清をSDSーPAGE電気泳動で分画し、ヤギ抗ヒトIgG抗体を用いてWestern blottingを行なうと、非還元条件下で54Kdと24Kdにバンドが検出され、ともに培養上清中にヒトIgGを分泌していることが分かった。もとのH6ー3C4細胞(IgM、λ)が培養上清中に1.5〜2.0μg/m濃度のIgMを分泌するのに対して形質転換細胞株のIgG濃度は0.2〜0.5μg/mlであった。また、定量的精子不動化試験を用いて測定した培養上清中の精子不動化抗体活性はSI_<50>値としてH6ー3C4のそれが5000単位であるのに対して形質転換株のSI_<50>値は10〜20単位と低値であった。しかし、IgMに比べてIgG_1の補体活性化作用は弱いと考えられるので、この点を考慮するとH6ー3C4産生IgM抗体と形質転換細胞株産生IgG_1抗体の対応精子抗原に対する親和性はほぼ同程度と推定される。形質転換細胞株の一つEn46A4の培養上清からIgG_1を分離し、その受精阻害作用を透明帯除去ハムスター卵へのヒト精子の侵入試験により調べたが、精子凝集の起こらない抗体濃度での有意な受精阻害作用は認められなかった。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Shinji Komori,et al.: Clin.Exp.Immunol.71. 508-516 (1988)

  • [Publications] Shinzo Isojima: Am.J.Reprod.Immunol.Microbiol.17. 150-155 (1988)

URL: 

Published: 1990-03-20   Modified: 2016-04-21  

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